Kudan株式会社は、人工知覚(AP: Artificial Perception)の基幹技術である「SLAM」(自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術)の独自アルゴリズムを主軸とするDeep Tech企業です。主力の「KudanSLAM」をソフトウェアライセンスとして提供し、産業用ロボット、自動運転、ドローン、AR/VR、デジタルツインなど幅広い次世代領域をターゲットとしています。主要顧客には、中国のWhale Dynamic社や国内の株式会社神戸清光、株式会社アクティブリテックなどが名を連ね、オープンソース(ORB-SLAM等)と比較して10倍以上の処理速度やmm単位の精度を強みとしています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
-154.7%
≧10%が優良
ROA
-27.7%
≧5%が優良
ROE
-30.7%
≧10%が優良
ROIC
-16.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
5.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は5.17億円(前年同期比5.4%増)と微増に留まる一方、体制強化に伴う人件費や研究開発費の増加により営業損失は8.00億円へ拡大した。
- 営業CFは8.15億円の赤字だが、新株予約権の行使等による18.45億円の資金調達により、期末現金残高は25.9億円を確保し当面の資金繰りは安定している。
- 評価ライセンスから製品化フェーズへの移行、およびソリューション事業への転換を急いでいるが、本格的な収益化には至っておらず、先行投資型の赤字構造が継続している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.5億円 / 予想: -7.8億円
-3.4%
売上高
実績: 1.7億円 / 予想: 7.0億円
+394.1%
2Q
営業利益
実績: -4.2億円 / 予想: 未開示
+4.8%
売上高
実績: 4.0億円 / 予想: 未開示
+170.3%
3Q
営業利益
実績: -5.2億円 / 予想: 未開示
+24.0%
売上高
実績: 7.2億円 / 予想: 未開示
+187.2%
通期
営業利益
実績: -5.8億円 / 予想: 未開示
+26.9%
売上高
実績: 12.0億円 / 予想: 未開示
+131.3%
3行解説
- 売上高が前期比2.3倍と急拡大: SLAM技術のIntel社ロボット開発プラットフォーム採用等のマイルストーン達成により、売上高は11.96億円(前期比131.3%増)と大幅に伸長した。
- 営業赤字の縮小と大幅な為替差益: 固定費削減や原価管理の徹底により営業損失が5.85億円(前期は8.00億円の損失)に縮小。さらに3.54億円の為替差益計上で経常損失も大幅に改善した。
- 次期予想は減収・赤字継続の見通し: 2027年3月期は高粗利ソフトウェアへの集中を図るものの、売上高10.3億円(13.9%減)、営業損失3.4億円と、依然として利益創出に向けた途上にある。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +26.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +24.0% | -4.6% | +7.9% | +7.2% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | +4.8% | -2.6% | -6.0% | +7.4% | +17.4% |
| 2025-08-14 | 2026年3月期 第1四半期 | -3.4% | -1.2% | -5.8% | -10.4% | -14.2% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -51.8% | +1.4% | -7.2% | -10.3% | -18.3% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | -14.9% | +0.9% | -2.4% | -16.9% | -14.8% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第11期(2024/04/01-2025/03/31)