株式会社Speee(35632)は、データ分析とテクノロジーを駆使し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する企業です。主軸は不動産売却プラットフォーム「イエウール」や外壁塗装「ヌリカエ」を展開する「レガシー産業DX事業」と、企業のマーケティング支援を行う「DXコンサルティング事業」です。近年は次世代金融インフラ(ステーブルコイン、トークン化預金等)を開発する「金融DX事業」へ巨額の先行投資を行っています。主要顧客は各産業の事業者(不動産会社、工務店等)ですが、特定の1社への依存度は低く、競争環境はネット広告・マッチングメディア市場において参入障壁の構築を図っている段階にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-09 期末、2025-12-22 提出)収益性
営業利益率
-4.2%
≧10%が優良
ROA
-5.5%
≧5%が優良
ROE
-15.0%
≧10%が優良
ROIC
-4.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-227.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-470.0%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は164.35億円(前期比4.5%増)と微増だが、金融DXへの先行投資加速と特別損失により、9.50億円の親会社株主に帰属する当期純損失に転落。
- 屋台骨であるレガシー産業DX事業の利益が集客効率悪化により前期比25.6%減となり、収益の柱に陰りが見える。
- 巨額の銀行借入(40億円)と株式発行(25.13億円)でキャッシュを確保し、本業のマイナスキャッシュフローを補填する「財務先行型」の局面にある。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-09 第1四半期 、2026-02-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.5億円 / 予想: -17.0億円
-6025.0%
売上高
実績: 38.8億円 / 予想: 170.0億円
+0.1%
3行解説
- 利益面の赤字拡大が鮮明: 売上高は38.77億円(前年同期比0.1%増)と微増に留まる一方、金融DX事業への先行投資継続により、営業損失は2.45億円(前年同期は471万円の損失)へ大幅に拡大。
- 主力事業の利益率低下: レガシー産業DX、DXコンサルティングの両主力事業で増収または微減収となったが、集客効率の悪化やAI・人員への先行投資が響き、セグメント利益はいずれも前年同期比で2桁の減益。
- 新規連結による攻めの姿勢: 当四半期より株式会社Spiral Partners、株式会社Spark Novaの2社を連結除外ではなく「新規連結」し、金融DX領域等での事業拡大を急ぐ姿勢を鮮明にしている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年9月期 第1四半期 | -6025.0% | -10.1% | -6.9% | +20.8% | — |
| 2025-11-14 | 2025年9月期 通期 | — | -2.5% | -0.0% | -5.7% | -7.9% |
| 2025-08-14 | 2025年9月期 第3四半期 | — | +2.6% | +38.9% | +2.4% | -15.5% |
| 2025-05-15 | 2025年9月期 第2四半期 | +50.0% | +1.5% | +13.3% | +23.9% | +35.7% |
| 2025-02-10 | 2025年9月期 第1四半期 | — | +6.8% | +7.8% | -13.6% | -18.8% |
有価証券報告書
2025-12-22 有価証券報告書-第18期(2024/10/01-2025/09/30)