短信要約
プロの証券アナリストとして、株式会社キャンバス(4575)の2025年6月期決算短信に基づき、足元の変化と今後の見通しを以下の通り分析します。
1. 要点(3行)
- 事業収益は引き続き0円ながら、研究開発費の抑制等により当期純損失は11.57億円(前年12.09億円)へと微減。
- 提携先からのCBS9106の権利返還や、主力のCBP501が次相臨床試験の準備段階にあり、パイプラインの進展と自社負担増大の懸念が混在。
- 新株予約権の行使により現預金は28.27億円まで増加し財務基盤は強化されたが、来期の業績予想は「算定不能」として非開示。
2. 直近の業績と進捗率
2025年6月期通期の着地は以下の通りです。
- 事業収益:0円(前年比増減なし)
- 営業利益:△11.09億円(前年 △12.62億円)
- 経常利益:△11.56億円(前年 △12.08億円)
- 当期純利益:△11.57億円(前年 △12.09億円)
本決算のため通期計画に対する進捗率ではなく、前期比での勢いを評価します。CBP501の次相試験準備や次世代プロジェクト支出が加わったものの、全体として研究開発費が前年比1.63億円減少(8.20億円)したことで、各段階利益の赤字幅は縮小しました。販売費及び一般管理費を含めた事業費用合計は11.09億円と前年より1.52億円改善しており、コストコントロールに一定の進捗が見られます。
3. セグメント別のモメンタム
医薬品事業の単一セグメントですが、主要パイプラインごとに「勢い」が分かれています。
- CBP501(膵臓がん対象):臨床第2相を成功裏に終了し、次相試験の準備中です。自社主導の「創薬パイプライン型」開発を志向しており、開発の「勢い」は維持されていますが、提携獲得には至っていません。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-07 〜 2025-06
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-07 〜 2024-06 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | — | — | — |
| 営業利益 | -11.1億円 | — | -12.6億円 |
| 経常利益 | -11.6億円 | — | -12.1億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -11.6億円 | — | -12.1億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -61.14円 | — | -67.9円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-06末 | 2024-06末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 30.5億円 | 24.3億円 |
| 純資産 | 29.4億円 | 23.4億円 |
| 自己資本比率 | 95.4% | 94.7% |
| 自己資本 | 29.1億円 | 23.0億円 |
| 1株当たり純資産 | 147.76円 | 127.87円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | -44.4% | -57.6% |
| ROA(総資産経常利益率) | -42.2% | -53.5% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -7.7億円 | -12.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 0円 | — |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 17.5億円 | 15.4億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 28.3億円 | 18.9億円 |
来期予想
業績予想は開示されていません。
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 0円 | 0円 |
| 年間合計 | 0円 | 0円 |
配当性向:当期 — / 前期 —
純資産配当率:当期 — / 前期 —