日本農薬株式会社(以下、同社)は、1928年に設立された日本初の農薬専門メーカーです。親会社である株式会社ADEKA(議決権51.07%所有)のグループ中核企業として、農薬の製造・販売を主軸に、医薬品、動物用医薬品、木材薬品等の製造・販売も手掛けています。 主要製品は、自社開発の殺虫剤(ベンズピリモキサン等)や殺菌剤(ピラジフルミド等)です。世界最大の農薬市場であるブラジルをはじめ、米国、インド、欧州などグローバルに展開しており、海外売上高比率は70.0%に達します。競合環境としては、世界的なメガ・サイエンス企業や国内大手化学メーカーとの新薬開発競争、およびジェネリック農薬との価格競争に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-18 提出)収益性
営業利益率
8.6%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
2.9%
≧10%が優良
ROIC
4.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
15.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-50.6%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は海外の天候不順や在庫調整で999億円(前期比3.0%減)となったが、ブラジルの原価改善等で営業利益は85億円(同15.3%増)と本業は堅調。
- インド連結子会社の販売不振に伴い「のれん」の減損損失23億円を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は23億円(同50.7%減)と大幅な減益。
- 利益面では苦戦したものの、在庫削減の進展により営業キャッシュ・フローは104億円の大幅プラスに転じ、累進配当方針を維持するなど還元姿勢は継続。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 35.4億円 / 予想: 85.0億円
—
売上高
実績: 271.3億円 / 予想: 1090.0億円
+41.0%
2Q
営業利益
実績: 46.9億円 / 予想: 92.0億円
+355.5%
売上高
実績: 477.1億円 / 予想: 1093.0億円
+21.9%
3Q
営業利益
実績: 58.4億円 / 予想: 92.0億円
+60.6%
売上高
実績: 703.6億円 / 予想: 1093.0億円
+14.6%
通期
営業利益
実績: 108.8億円 / 予想: 未開示
+26.8%
売上高
実績: 1118.2億円 / 予想: 未開示
+11.9%
3行解説
- 北米・欧州での過去最高売上達成や国内の需要増により、売上高は前年比11.9%増の1,118億2,200万円と好調に推移。
- 米国子会社でのデータ使用補償金収入や持分法投資利益の増加により、親会社株主に帰属する当期純利益は前年比206.8%増の72億2,800万円と大幅増益。
- 好業績を背景に年間配当を前年の22円から36円へ大幅増配し、次期も38円への増配を見込むなど株主還元を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +26.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +60.6% | -5.4% | -7.9% | -4.3% | -4.7% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +355.5% | +3.0% | +0.8% | +2.6% | +10.8% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +8.6% | +3.9% | +6.9% | -1.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +15.3% | -3.3% | -4.3% | +4.0% | -0.0% |
| 2025-02-10 | 2025年3月期 第3四半期 | +42.4% | +5.5% | +4.0% | +1.0% | +3.2% |
有価証券報告書
2025-06-18 有価証券報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)