当社は国内シェア首位のセメントメーカーであり、セメント事業を核に、資源、環境、建材・建築土木、不動産など多角的な事業を展開する太平洋セメントグループの中核企業です。主要製品は各種セメント、生コンクリート、骨材(石灰石)などで、建設業界全般を主要顧客としています。環太平洋地域(米国西海岸、中国、ベトナム、フィリピン等)を中心にグローバル展開を加速させており、特に米国市場が収益の柱となっています。競合環境としては、国内での需要減少に伴う過剰設備リスクや、アジア圏での安価な輸入品との競争、脱炭素社会に向けたカーボンニュートラル対応が重要な経営課題となっています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-26 提出)収益性
営業利益率
8.7%
≧10%が優良
ROA
5.6%
≧5%が優良
ROE
9.0%
≧10%が優良
ROIC
5.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
1.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
37.7%
≧10%が優良
EPS成長率
35.4%
≧10%が優良
3行解説
- 米国西海岸での堅調な価格改定と国内でのコスト転嫁浸透により、売上高8,962億円、親会社株主に帰属する当期純利益574億円と大幅な増益を達成。
- 「26中期経営計画」に基づき、米国での垂直統合を強化すべくGrimes Rock社を約257億円で買収し、海外事業を成長エンジンとして明確化。
- 減価償却方法を定率法から定額法へ変更したことで営業利益が約74億円押し上げられており、会計上の変更が利益増の要因の一部となっている点に注意が必要。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 16:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 100.6億円 / 予想: 850.0億円
-8.9%
売上高
実績: 2111.9億円 / 予想: 9500.0億円
+1.1%
2Q
営業利益
実績: 328.5億円 / 予想: 700.0億円
-9.7%
売上高
実績: 4381.4億円 / 予想: 9060.0億円
-1.2%
3Q
営業利益
実績: 590.7億円 / 予想: 700.0億円
-8.0%
売上高
実績: 6712.6億円 / 予想: 9060.0億円
-1.6%
通期
営業利益
実績: 746.2億円 / 予想: 未開示
-4.0%
売上高
実績: 8984.4億円 / 予想: 未開示
+0.2%
3行解説
- 2026年3月期の連結売上高は8,984億円(前期比0.2%増)と微増ながら、フィリピン子会社の減損損失253億円計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は254億円(同55.8%減)と大幅な減益となった。
- 国内セメント需要が建設コスト高騰や作業員不足で前期比6.5%減の3,053万トンに落ち込む中、資源・環境事業の堅調な推移と価格転嫁が下支えする構図となった。
- 2027年3月期の通期予想は売上高1兆270億円(14.3%増)と2桁増収を見込み、年間配当も20円増配の120円、さらに100億円を上限とする自己株式取得を発表するなど株主還元を強化している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | -4.0% | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -8.0% | -0.1% | +4.5% | -12.7% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -9.7% | -7.3% | -8.2% | -9.4% | -6.8% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -8.9% | +3.5% | -0.3% | +6.0% | -6.2% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +37.7% | -2.8% | -8.9% | -8.7% | -10.0% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +53.4% | +9.9% | +4.0% | +2.5% | +7.6% |
有価証券報告書
2025-06-26 有価証券報告書-第27期(2024/04/01-2025/03/31)