株式会社トーヨーアサノは、建設資材であるコンクリートパイル(基礎杭)の製造・販売および基礎工事を主軸とする企業です。
- 事業内容: 基礎事業(パイルの製造、建材販売、諸工事請負)および不動産賃貸事業(ショッピングセンター等の賃貸)。
- 主要製品: 高強度プレストレストコンクリート(PHC)パイル、施工工法(HyperストレートNT工法等)。
- 競合環境: 全国的なコンクリートパイル需要は前年度を下回る厳しい環境にあり、特に主力の関東地区での出荷量減少が顕著です。原材料(セメント・鋼材)やエネルギー価格の高騰、人手不足(2024年問題)といった供給側の制約にも直面しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-27 提出)収益性
営業利益率
4.2%
≧10%が優良
ROA
3.9%
≧5%が優良
ROE
8.9%
≧10%が優良
ROIC
2.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-4.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-34.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-39.8%
≧10%が優良
3行解説
- 国内需要減退と原材料高により売上高144.02億円(前期比4.4%減)、営業利益6.06億円(34.3%減)の大幅減益となったが、ROEは目標の8%を上回る8.9%を確保した。
- 下請法対応に伴う支払いサイト短縮や売上債権の増加により、営業キャッシュ・フローが15.31億円の赤字に転落し、資金繰りを長期借入金で補填している。
- 厳しい業績下でも年間配当を10円増配の85円とするなど株主還元を強化しているが、有利子負債85.20億円という財務負担の重さが懸念材料である。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-10 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 6.0億円
-72.8%
売上高
実績: 35.3億円 / 予想: 152.0億円
-20.4%
2Q
営業利益
実績: 4.7億円 / 予想: 6.8億円
+51.5%
売上高
実績: 72.5億円 / 予想: 139.0億円
+3.9%
3Q
営業利益
実績: 2.8億円 / 予想: 1.5億円
-4.1%
売上高
実績: 95.7億円 / 予想: 116.0億円
-15.1%
通期
営業利益
実績: 1.0億円 / 予想: 未開示
-83.2%
売上高
実績: 116.9億円 / 予想: 未開示
-18.8%
3行解説
- 主力事業のコンクリートパイル需要が静岡県で約4割減少するなど、主要市場での低迷と工事の着工遅延が響き、大幅な減収減益(当期純損失2.21億円)となった。
- 利益率改善を目指す「Reform戦略」を推進したものの、売上高が想定を下回ったことで、稼働率低下に伴う固定費負担増が利益を大きく圧迫した。
- 次期(2027年2月期)は売上高135億円、営業利益5.5億円への回復を見込み、第三者割当による自己株式処分を通じて主要取引先との協力関係を強化する。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-10 | 2026年2月期 通期 | -83.2% | +1.3% | -0.4% | — | — |
| 2026-01-09 | 2026年2月期 第3四半期 | -4.1% | -0.1% | -9.2% | -10.3% | -10.8% |
| 2025-10-10 | 2026年2月期 第2四半期 | +51.5% | +1.3% | +1.2% | -1.8% | -0.6% |
| 2025-07-11 | 2026年2月期 第1四半期 | -72.8% | -3.1% | -5.1% | -8.9% | -9.8% |
| 2025-04-11 | 2025年2月期 通期 | -34.3% | +2.9% | +3.2% | -4.0% | +3.2% |
| 2025-01-10 | 2025年2月期 第3四半期 | -62.4% | -0.0% | -3.3% | +1.4% | -11.4% |
有価証券報告書
2025-05-27 有価証券報告書-第82期(2024/03/01-2025/02/28)