株式会社淀川製鋼所(ヨドコウ)は、独立系の鉄鋼メーカーとして表面処理鋼板事業を核に、建材、ロール、グレーチング、不動産など多角的な事業を展開しています。
- 事業内容: 冷延鋼板、亜鉛めっき鋼板、カラー鋼板の製造・販売。特に「ヨド物置」に代表されるエクステリア商品や金属屋根壁材などの建材分野で国内トップクラスのシェアを誇ります。
- 主要製品: 塗装溶融亜鉛めっき鋼板(カラー鋼板)、物置・ガレージ等のエクステリア商品、鉄鋼用ロール、鋼製グレーチング。
- 主要顧客: 鉄鋼卸売業者(株式会社佐渡島が売上高の18.5%を占める)、家電メーカー、建設業界。
- 競合環境: 独立系としての機動力を活かし、高付加価値製品(クロメートフリー、高断熱製品等)で差別化を図っていますが、原材料価格や為替の影響を受けやすい環境にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
6.7%
≧10%が優良
ROA
5.2%
≧5%が優良
ROE
6.3%
≧10%が優良
ROIC
4.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
15.6%
≧10%が優良
EPS成長率
202.7%
≧10%が優良
3行解説
- 連結営業利益は138億円強と中期経営計画の目標(130億円以上)を初年度から達成し、ROEも7.0%まで急改善。
- 「1株当たり年間配当351円、配当性向75%以上」という極めて強力な株主還元姿勢を打ち出し、投資単位引き下げのための1:5の株式分割も決定。
- 鋼板関連の好調が全体を牽引する一方、建築外装用カラー鋼板の製品補償引当金(74.9億円)など将来の品質コストリスクを抱える。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-06 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 42.0億円 / 予想: 116.0億円
+3.3%
売上高
実績: 527.7億円 / 予想: 1990.0億円
+0.3%
2Q
営業利益
実績: 73.1億円 / 予想: 116.0億円
-6.4%
売上高
実績: 1018.8億円 / 予想: 1990.0億円
-3.3%
3Q
営業利益
実績: 95.0億円 / 予想: 116.0億円
-14.5%
売上高
実績: 1489.7億円 / 予想: 1990.0億円
-5.0%
3行解説
- 減収減益の着地: 国内鋼板市場の需要低迷と米トランプ政権の関税強化による海外子会社(台湾)の採算悪化が響き、営業利益は前年同期比14.5%減の95億円となった。
- 利益進捗は高水準: 本業の勢いは鈍化しているものの、通期営業利益計画116億円に対する進捗率は81.9%と高く、通期目標の達成に向けた足取りは堅実。
- 財務体質のさらなる強化: 自己資本比率は75.3%まで上昇。キャッシュ(現金及び預金)も602億円超を確保しており、不透明な外部環境に対する耐性は極めて高い。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -14.5% | -0.2% | -6.0% | +12.1% | -1.2% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -6.4% | -0.2% | -4.0% | -1.6% | +1.0% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +3.3% | +0.3% | +7.4% | +13.7% | +1.7% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +15.6% | -2.8% | -8.8% | -7.2% | -85.1% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +24.3% | +1.1% | +4.5% | +5.7% | +6.5% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第126期(2024/04/01-2025/03/31)