三菱マテリアル株式会社は、非鉄金属の製錬、銅加工品、電子材料、超硬製品の製造・販売、ならびに再生可能エネルギー事業を展開する複合企業体です。
- 主要製品・サービス: 銅、金、銀等の製錬、車載コネクター用銅合金、半導体関連の電子デバイス、切削工具(超硬製品)、地熱・水力発電。
- 主要顧客: 住友商事株式会社(当連結会計年度の売上高4,283億円、全体の21.8%を占める)。
- 競合環境: 非鉄メジャーやグローバルな工具メーカーと競合。独自の「三菱連続製銅法」や、2024年12月に買収を完了したエイチ・シー・スタルク・ホールディング社(HCS社)を通じた世界最大級のタングステンリサイクル能力に強みを持ちます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
1.9%
≧10%が優良
ROA
1.6%
≧5%が優良
ROE
4.9%
≧10%が優良
ROIC
2.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
27.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
59.5%
≧10%が優良
EPS成長率
14.4%
≧10%が優良
3行解説
- 金属価格上昇と円安、さらに新規連結効果により売上高は1兆9,620億円(前年比27.4%増)、営業利益371億円(同59.5%増)と大幅増収増益を達成。
- タングステン大手のHCS社を約212億円で買収し、資源循環型モデルへの転換を加速させる一方、のれん(暫定273億円)の計上により将来の減損リスクを内包。
- 高機能製品の若松製作所などで約135億円の減損損失を計上。事業構造改革の過渡期にあり、採算性の低い拠点の整理が急務となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -26.4億円 / 予想: 100.0億円
—
売上高
実績: 4314.0億円 / 予想: 1.9兆円
-16.0%
2Q
営業利益
実績: 109.5億円 / 予想: 150.0億円
-60.3%
売上高
実績: 8299.1億円 / 予想: 1.6兆円
-16.1%
3Q
営業利益
実績: 273.8億円 / 予想: 470.0億円
-15.2%
売上高
実績: 1.3兆円 / 予想: 1.8兆円
-13.4%
3行解説
- 加工事業でH.C. Starck社を連結化し大幅な増収増益(営業益+53%)を実現するも、主力の金属事業が買鉱条件(TC/RC)の悪化で大幅減益(同▲77%)。
- 経常利益は受取配当金の増加で前年同期比7.6%増の611億円と堅調だが、親会社株主純利益は減損損失の計上等により363億円(同▲26%)に。
- 通期純利益予想を200億円へ下方修正。第3四半期実績(363億円)を下回る計画であり、第4四半期に大規模な損失計上を見込む極めて厳しい着地見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -15.2% | +5.6% | +6.7% | +6.2% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -60.3% | +1.0% | +4.4% | +10.8% | +34.5% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +0.7% | -0.6% | +2.4% | +9.0% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +59.5% | +0.4% | -1.8% | -2.7% | -1.9% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +109.6% | +0.5% | -5.0% | +3.3% | -1.5% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第100期(2024/04/01-2025/03/31)