DOWAホールディングス株式会社は、1884年創業の小坂鉱山を源流とし、現在は「環境・リサイクル」「製錬」「電子材料」「金属加工」「熱処理」の5つのコア事業を展開する持株会社です。独自の「循環型ビジネスモデル」を強みとし、廃棄物処理から貴金属のリサイクル、高機能材料の提供までを垂直統合で手がけています。主要顧客は自動車、情報通信、新エネルギー産業など多岐にわたります。競合環境としては、国内非鉄大手各社(住友金属鉱山、三菱マテリアル等)と競合するほか、電子材料分野では海外メーカーとの競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
4.7%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
6.7%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-5.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.4%
≧10%が優良
EPS成長率
-2.6%
≧10%が優良
3行解説
- 環境・リサイクル部門が過去最高益を更新し牽引するも、電子材料部門が銀粉の競争激化により赤字転落したことで、連結経常利益は435億円(前期比2.6%減)となった。
- 営業キャッシュ・フローが前期の1,186億円から128億円へと激減しており、その主因は棚卸資産の526億円にのぼる大幅な積み上がりにある。
- 新中期計画「中期計画2027」を策定し、ROE10%を目標に掲げ、低収益事業(海外鉱山権益等)の整理と循環型ビジネスへの集中を加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 64.9億円 / 予想: 240.0億円
-44.7%
売上高
実績: 1601.3億円 / 予想: 6920.0億円
-15.3%
2Q
営業利益
実績: 117.5億円 / 予想: 285.0億円
-45.3%
売上高
実績: 3171.9億円 / 予想: 6960.0億円
-10.0%
3Q
営業利益
実績: 127.1億円 / 予想: 270.0億円
-50.4%
売上高
実績: 4987.2億円 / 予想: 7100.0億円
-3.6%
通期
営業利益
実績: 341.9億円 / 予想: 未開示
+6.1%
売上高
実績: 7454.1億円 / 予想: 未開示
+9.8%
3行解説
- 2026年3月期は、投資有価証券売却益(藤田観光等)の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益が前期比130.2%増の624億円と大幅増益。
- 環境・リサイクル部門や金属加工部門が堅調な一方、電子材料部門は銀粉の販売減少やコスト高により26億円の営業赤字と苦戦。
- 次期(2027年3月期)は営業利益55.0%増の530億円を計画するが、一過性利益の剥落により当期純利益は8.7%減の570億円を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +6.1% | — | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -50.4% | +2.8% | +0.0% | +8.8% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -45.3% | +4.9% | +6.4% | +17.4% | +46.8% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -44.7% | -5.1% | -7.3% | +1.3% | -2.7% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +7.4% | -3.1% | -2.9% | -4.5% | -0.1% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +13.2% | -1.9% | -1.8% | +3.1% | +3.0% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第122期(2024/04/01-2025/03/31)