オークマ株式会社は、工作機械の「機電情知(機械・電気・情報・知識創造)」を融合させた独自の技術を強みとする、世界有数の総合工作機械メーカーです。主要製品は、マシニングセンタ(売上構成比50.4%)、複合加工機(同26.9%)、NC旋盤(同18.1%)などで、数値制御装置(NC装置)を自社開発する「トータルレスポンシビリティ」の思想が特徴です。自動車、半導体製造装置、航空宇宙、エネルギー産業など、幅広い製造業を主要顧客としています。競合他社と比較して、高精度・高剛性なスマートマシン(Green-Smart Machine)と、自動化・省人化を支援する「ものづくりDX」のソリューション提供に注力しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
7.1%
≧10%が優良
ROA
4.9%
≧5%が優良
ROE
4.0%
≧10%が優良
ROIC
3.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-9.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-42.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-49.7%
≧10%が優良
3行解説
- 業績の停滞と収益性の低下: 世界的な設備投資の様子見姿勢を背景に、売上高は前期比9.3%減の2,068億円、親会社株主に帰属する当期純利益は50.5%減の95億円と大幅な減益となった。
- 強固な財務基盤とCFの質: 自己資本比率は76.3%と極めて高く、営業キャッシュ・フローは178億円(前期は52億円)と大幅に改善し、純利益を上回る質の高い現金を創出している。
- 成長戦略と還元姿勢の維持: 中期経営計画2025の目標(売上高2,500億円)は下回る見通しだが、DXや脱炭素関連の投資を継続。1株当たり150円の配当(実質100円換算)と自社株買いにより株主還元姿勢を堅持。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-04 15:40 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 16.0億円 / 予想: 220.0億円
-47.8%
売上高
実績: 446.5億円 / 予想: 2300.0億円
-1.5%
2Q
営業利益
実績: 60.6億円 / 予想: 140.0億円
+7.7%
売上高
実績: 1052.2億円 / 予想: 2200.0億円
+10.5%
3Q
営業利益
実績: 104.4億円 / 予想: 140.0億円
+3.1%
売上高
実績: 1665.1億円 / 予想: 2200.0億円
+11.8%
3行解説
- 受注高が前年同期比13.9%増の1,731億円と好調で、受注残高も1,030億円規模へ積み上がり、売上高は11.8%の増収を確保。
- 利益面では増収効果があるものの、部材・輸送コストの上昇や人的資本投資の強化、国内工場の操業度低迷が重しとなり、営業利益は3.1%増に留まる。
- 米国の大手企業向け(航空宇宙・防衛等)や中国のEV関連は堅調だが、欧州の停滞や国内中小企業の慎重姿勢など、地域間での明暗が鮮明。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-04 | 2026年3月期 第3四半期 | +3.1% | +1.0% | +7.2% | +1.5% | -4.7% |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | +7.7% | -0.8% | +4.0% | +6.5% | +0.7% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | -47.8% | -0.9% | -14.9% | -21.4% | -25.0% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | -42.2% | +3.8% | +6.9% | +11.7% | +6.9% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | -44.4% | -0.3% | +0.0% | +2.8% | -6.7% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)