芝浦機械株式会社(旧東芝機械)は、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機を中心とする「成形機事業」を主軸に、工作機械、制御機械を展開する総合機械メーカーです。主要製品には、電気自動車(EV)向けの「リチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置(BSF)」や、車体部品の一体成形を実現する「超大型ダイカストマシン(ギガキャスト)」があります。主要顧客は自動車、光学、半導体製造装置業界です。競合環境としては、射出成形機ではファナックや日精樹脂工業、工作機械ではDMG森精機やオークマなどと競合します。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
8.4%
≧10%が優良
ROA
6.2%
≧5%が優良
ROE
11.0%
≧10%が優良
ROIC
7.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
4.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
3.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-28.6%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は1,681億円(前年比4.7%増)と微増したが、EV需要の減速により中国向けBSF製造装置の受注が急減(成形機受注16.1%減)し、先行きの不透明感が強まった。
- 自己資本比率は前年末の44.1%から58.7%へ急改善し、棚卸資産の圧縮(1,023億円から622億円へ)も進むなど、財務基盤の健全化が顕著である。
- 次世代戦略として「ギガキャスト」の受注(12,000t級)や、AM Batteries社への出資による「ドライ電極」市場への参入など、EV・電池関連の新技術へのシフトを加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-25 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 9.2億円 / 予想: 50.0億円
-76.7%
売上高
実績: 309.8億円 / 予想: 1400.0億円
-26.9%
2Q
営業利益
実績: 20.4億円 / 予想: 50.0億円
-75.8%
売上高
実績: 676.4億円 / 予想: 1400.0億円
-22.1%
3Q
営業利益
実績: 18.8億円 / 予想: 50.0億円
-85.7%
売上高
実績: 927.2億円 / 予想: 1400.0億円
-30.3%
通期
営業利益
実績: 43.7億円 / 予想: 未開示
-69.0%
売上高
実績: 1328.2億円 / 予想: 未開示
-21.0%
3行解説
芝浦機械の2026年3月期決算は、売上高が前年同期比21.0%減、営業利益が69.0%減、純利益が91.8%減と大幅な減益決算となった。 特に中国市場におけるリチウムイオン電池向けセパレータフィルム製造装置の販売減少が、成形機事業の減速に大きく影響した。 2027年3月期の連結業績予想は増収増益を見込むものの、営業利益と経常利益は今期実績から減少予想であり、回復基調は緩やかと見られる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-25 | 2026年3月期 通期 | -69.0% | — | — | — | — |
| 2026-05-25 | 2026年3月期決算短信の開示が期末後50日を超えたことに関するお知らせ | — | — | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -85.7% | -0.6% | -5.6% | -3.6% | -10.2% |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -75.8% | -3.4% | -0.9% | -0.6% | -6.3% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -76.7% | +1.4% | +0.0% | +6.5% | +3.1% |
| 2025-05-12 | 2025年3月期 通期 | +3.5% | +1.1% | -11.2% | -12.9% | -8.8% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +35.9% | -1.3% | +4.4% | +1.9% | +3.2% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)