リケンNPR株式会社は、2023年10月に旧リケンと旧日本ピストンリングが経営統合して誕生した共同持株会社です。主力製品は世界トップクラスのシェアを誇るピストンリング、バルブシートといった内燃機関(ICE)用部品であり、主要顧客には本田技研工業(当期売上高110.7億円)などの大手自動車メーカーが名を連ねます。現在は自動車・産業機械部品事業を中核としつつ、配管・建設機材事業、さらには半導体製造装置向けの熱エンジニアリングや医療機器といった「ネクストコア(非ICE)事業」へのシフトを急いでいます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
6.9%
≧10%が優良
ROA
5.4%
≧5%が優良
ROE
5.8%
≧10%が優良
ROIC
4.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
22.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
34.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-70.4%
≧10%が優良
3行解説
- 経営統合2年目で売上高1,703.4億円、経常利益146.7億円を達成し、価格転嫁や原価低減活動により実益ベースで堅調に推移。
- 総還元性向70%以上を目指す極めて積極的な株主還元方針を掲げ、当期は40億円の自己株式取得と年130円の配当(配当性向40.2%)を実施。
- 内燃機関依存からの脱却が急務の中、M&A(シンワバネス社)や水素エンジン対応、医療部材等の成長領域への投資を加速させ、事業ポートフォリオの変革を推進。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 32.7億円 / 予想: 85.0億円
+23.9%
売上高
実績: 397.4億円 / 予想: 1620.0億円
-3.3%
2Q
営業利益
実績: 63.1億円 / 予想: 95.0億円
+16.4%
売上高
実績: 801.0億円 / 予想: 1580.0億円
-5.4%
3Q
営業利益
実績: 98.7億円 / 予想: 110.0億円
+6.1%
売上高
実績: 1213.5億円 / 予想: 1600.0億円
-5.0%
3行解説
- 減収増益のクオリティ決算: 売上高は合弁解消や自動車生産減で5.0%減の1,213億円となったが、統合シナジーと価格適正化により営業利益は6.1%増の98億円を確保。
- 利益予想の上方修正と大幅増配: 収益性改善を背景に通期利益予想を上方修正し、年間配当を前期の130円から165円(期末115円)へと大幅に引き上げた。
- 事業構造の転換: 半導体関連の「熱エンジニアリング事業」を報告セグメントに追加し、同部門が利益率11%超の成長エンジンとして台頭。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +6.1% | +1.3% | +5.5% | +5.9% | — |
| 2025-11-14 | 2026年3月期 第2四半期 | +16.4% | +0.3% | +2.5% | +4.2% | +4.7% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +23.9% | +4.0% | +1.3% | +10.5% | +13.6% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | +34.7% | -4.5% | -2.1% | -4.6% | -3.0% |
| 2025-02-14 | 2025年3月期 第3四半期 | +61.0% | +2.4% | +3.8% | +7.0% | -3.7% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第2期(2024/04/01-2025/03/31)