株式会社タダノは、「抗重力・空間作業機械(Lifting Equipment)」のリーディングカンパニーです。建設用クレーン(オールテレーン、ラフテレーン等)、車両搭載型クレーン、高所作業車を主力製品とし、世界市場で高いシェアを有しています。 近年はM&Aを通じて製品群を拡充しており、2025年には米国マニテックス社(トラッククレーン等)やIUKクレーン事業(港湾用・定置式クレーン等、現:タダノインフラソリューションズ)を傘下に収め、多角化を加速させています。競合他社には、コマツや加藤製作所、海外ではテニックス、リープヘルなどが存在します。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-18 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
4.3%
≧5%が優良
ROE
9.3%
≧10%が優良
ROIC
4.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
19.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-22.0%
≧10%が優良
EPS成長率
176.9%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高はM&Aと海外需要により3,494億円(前期比19.9%増)と過去最高水準を記録したが、米国関税や買収費用等のコスト増で営業利益は185億円(同22.0%減)と減益。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は、固定資産売却益の計上により182億円(同175.5%増)と大幅増益を達成し、ROEは9.27%へ向上。
- 営業キャッシュ・フローが24億円の赤字に転落しており、M&Aに伴う売上債権と棚卸資産の急増による資金効率の悪化が最大の懸念点。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-07 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 40.1億円 / 予想: 250.0億円
-20.6%
売上高
実績: 858.5億円 / 予想: 4000.0億円
+6.6%
3行解説
- 2025年7月に買収したIHI運搬機械(現TIS)の連結寄与により、売上高は858億円(前年同期比6.6%増)と増収を確保したが、利益面では営業利益40億円(同20.6%減)と大幅な減益となった。
- 北米市場において売上高は伸長したものの、米国関税コストの増加が直撃し、米州セグメントの利益が1.7億円(同63.5%減)と激減したことが全体の足を引っ張った。
- 通期計画に対する営業利益の進捗率は16.1%に留まっており、前年同期の進捗(約20%)と比較しても利益面での勢いに鈍化が見られる着地となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-07 | 2026年12月期 第1四半期 | -20.6% | -16.8% | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2025年12月期 通期 | -22.0% | +13.0% | +7.7% | +6.5% | — |
| 2025-11-07 | 2025年12月期 第3四半期 | -43.3% | -2.4% | -2.0% | +0.4% | -1.9% |
| 2025-08-08 | 2025年12月期 第2四半期 | -27.9% | -7.3% | -9.2% | -8.1% | -14.2% |
| 2025-05-09 | 2025年12月期 第1四半期 | -4.1% | +0.2% | -4.7% | -6.6% | +1.8% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +29.6% | +1.9% | -2.2% | +2.5% | -7.8% |
有価証券報告書
2026-03-18 有価証券報告書-第78期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第77期(2024/01/01-2024/12/31)