短信要約
1. 要点
- 受注高の急減と通期予想の下方修正: 第3四半期累計の受注高は1,639億円(前年同期比13.6%減)と落ち込み、EVバッテリー関連の投資遅延やパワーデバイス向けの反動減を背景に通期業績予想を下方修正。
- 真空応用事業の躍進: 主力の真空機器事業が足踏みする中、真空応用事業は営業利益29億円(前年同期比20.9%増)と好調。材料や表面分析機器が全体を支える構図。
- キャッシュフローの劇的改善: 営業キャッシュフローは244億円の収入となり、前年同期(122億円)から倍増。売上債権の回収進展(106億円の減少)が財務の質を向上させた。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期累計の実績は以下の通りです。
- 売上高: 1,877億円(前年同期比1.4%増)
- 営業利益: 207億円(同1.7%増)
- 経常利益: 221億円(同8.1%増)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 131億円(同1.4%減)
通期計画に対する進捗率と勢い:
- 売上高進捗率: 75.1%、営業利益進捗率: 76.9%。
- 前年同期の売上進捗(約71%)と比較すると表面上の進捗は順調に見えますが、これは通期計画自体を下方修正(売上高2,500億円、前期比4.3%減)したことによるものです。受注高のマイナス成長を鑑みると、勢いは鈍化しています。
3. セグメント別のモメンタム
- 真空機器事業(減速): 受注高は1,260億円(18.6%減)と厳しい状況。パワーデバイス投資の端境期に加え、EVバッテリー向け投資の遅延が直撃しています。一方で、AIサーバー向け冷却システム等の「コンポーネント」は堅調を維持しています。
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今期累計実績
2024-07 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-07 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1877.3億円 | +1.4% | 1852.1億円 |
| 営業利益 | 207.5億円 | +1.7% | 204.1億円 |
| 経常利益 | 221.3億円 | +8.1% | 204.8億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 131.1億円 | -1.4% | 132.9億円 |
| 包括利益 | 62.8億円 | -63.3% | 170.8億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 266.05円 | — | 269.77円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-06末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 3825.6億円 | 3888.8億円 |
| 純資産 | 2260.9億円 | 2279.6億円 |
| 自己資本比率 | 57.2% | 56.7% |
| 自己資本 | 2186.4億円 | 2206.6億円 |
通期予想
2024-07 〜 2025-06
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 2500.0億円 | -4.3% |
| 営業利益 | 270.0億円 | -9.3% |
| 経常利益 | 275.0億円 | -7.7% |
| 当期純利益 | 170.0億円 | -16.0% |
| 1株当たり当期純利益 | 345.05円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 期末 | 144円 | 164円 予想 |
| 年間合計 | 144円 | 164円 予想 |