株式会社三社電機製作所(SanRex)は、パワーエレクトロニクス技術を核に「半導体」と「電源機器」の2事業を展開する独立系メーカーです。
- 半導体事業:パワーモジュール(ダイオード、サイリスタ、トライアック)やディスクリート製品を製造。特に産業用インバーターやエレベーター向けに強みを持ちます。
- 電源機器事業:直流電源、表面処理用(めっき用)電源、UPS(無停電電源装置)等を展開。表面処理用電源では国内トップシェアを誇ります。
- 競合環境・主要顧客:三菱重工業や日東工業と資本業務提携関係にあり、主要顧客は産業機械、自動車、再生可能エネルギー分野に及びます。競合はパワー半導体大手や専門電源メーカーですが、ニッチ市場での高い技術力が特徴です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
4.2%
≧10%が優良
ROA
3.1%
≧5%が優良
ROE
2.1%
≧10%が優良
ROIC
1.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-17.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-68.5%
≧10%が優良
EPS成長率
-83.0%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、半導体事業の在庫調整長期化と電源機器の大型案件剥落により、売上高17.9%減、営業利益68.5%減の極めて厳しい決算。
- 次世代SiC(シリコンカーバイド)パワー半導体への戦略的投資を継続するも、半導体セグメントが営業赤字に転落し、収益性の改善が急務。
- 中期計画「CF26」でROE10%以上を掲げるが、足元のROEは2.1%に留まり、配当維持による総還元性向が100%超となるなど、財務上の負荷が増大。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.0億円 / 予想: 12.0億円
—
売上高
実績: 54.1億円 / 予想: 277.0億円
-9.4%
2Q
営業利益
実績: 0.7億円 / 予想: 12.0億円
-67.5%
売上高
実績: 116.3億円 / 予想: 277.0億円
-0.0%
3Q
営業利益
実績: 3.5億円 / 予想: 12.0億円
-43.9%
売上高
実績: 181.8億円 / 予想: 277.0億円
+1.4%
通期
営業利益
実績: 13.9億円 / 予想: 未開示
+29.2%
売上高
実績: 266.5億円 / 予想: 未開示
+4.8%
3行解説
- 売上高266.5億円(前期比4.8%増)、営業利益13.8億円(同29.1%増)と増収増益を達成。
- 電源機器事業がデータセンター向け需要を捉え好調な一方、最終利益は減損損失の計上で3.8億円(同24.2%減)に留まる。
- 営業キャッシュ・フローが33.7億円と大幅に改善し、次期は一過性費用解消により純利益138.7%増のV字回復を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | +29.2% | +1.1% | — | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -43.9% | -0.3% | -7.4% | -2.6% | -5.8% |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | -67.5% | -0.5% | -3.5% | -4.0% | +2.3% |
| 2025-07-30 | 2026年3月期 第1四半期 | — | -0.6% | -4.2% | -8.4% | -5.0% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | -68.5% | +0.1% | -5.1% | +0.7% | +2.5% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | -81.5% | -0.0% | +4.1% | +5.0% | +4.8% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第91期(2024/04/01-2025/03/31)