株式会社アバールデータは、産業用電子機器の設計・製造・販売を行う技術開発型企業です。主に「受託製品(半導体製造装置関連など)」と「自社製品(組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器)」の2軸で事業を展開しています。
- 主要製品: 高速画像処理ボード、通信モジュール、半導体製造装置用制御ユニット。
- 主要顧客: 東京エレクトロングループへの依存度が極めて高く、売上高の約48.1%(東京エレクトロン テクノロジーソリューションズ:28.7%、東京エレクトロン宮城:19.4%)を占めています。
- 競合環境: ニッチな産業用機器市場で高い技術力を持ちますが、半導体市況のサイクルに業績が強く連動する構造です。主要株主に株式会社ニコン(10.49%保有)が名を連ねています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
12.9%
≧10%が優良
ROA
5.7%
≧5%が優良
ROE
5.3%
≧10%が優良
ROIC
5.0%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-12.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
-32.2%
≧10%が優良
EPS成長率
-78.4%
≧10%が優良
3行解説
- 半導体市況の停滞と主要顧客の在庫調整により、売上高は前年比12.7%減の109.8億円、経常利益は32.5%減の15.3億円と大幅な減収減益。
- 自己資本比率は90.2%と極めて強固な財務基盤を誇り、当期は30万株の自己株式消却を実施するなど、株主還元姿勢を維持。
- 営業キャッシュフローが5.2億円の赤字に転落。利益減に加え、原材料を中心とした棚卸資産の積み上がりが資金繰りの重石となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.9億円 / 予想: 10.1億円
-75.2%
売上高
実績: 18.3億円 / 予想: 100.5億円
-37.6%
2Q
営業利益
実績: 3.2億円 / 予想: 7.7億円
-59.2%
売上高
実績: 42.9億円 / 予想: 86.0億円
-23.2%
3Q
営業利益
実績: 4.7億円 / 予想: 7.7億円
-57.2%
売上高
実績: 63.4億円 / 予想: 86.0億円
-23.9%
通期
営業利益
実績: 6.9億円 / 予想: 未開示
-51.4%
売上高
実績: 88.3億円 / 予想: 未開示
-19.6%
3行解説
- 2026年3月期は半導体製造装置関連の在庫調整が響き、売上高88.3億円(前年同期比19.6%減)、営業利益6.9億円(同51.4%減)の大幅な減収減益で着地。
- 利益減の一方、DOE(自己資本配当率)導入により年間配当は100円(前期比30円増)へ大幅増配、配当性向は109.5%に達し、株主還元姿勢を強化。
- 次期(2027年3月期)は半導体需要の回復を見込み、営業利益12億円(前期比73.9%増)と急回復する強気のV字回復シナリオを提示。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -51.4% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -57.2% | +0.9% | -3.8% | -4.1% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -59.2% | -0.6% | +17.5% | +15.2% | +15.1% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -75.2% | -1.3% | +2.3% | -2.2% | +4.6% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -32.2% | -1.7% | -0.7% | -4.0% | +4.1% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | -33.5% | -0.6% | -7.8% | -8.6% | -17.7% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第66期(2024/04/01-2025/03/31)