山一電機株式会社は、半導体検査用ソケット(テストソリューション事業)を主力とする電子部品メーカーです。
- 事業内容: 半導体検査工程で使用されるICソケット(バーンイン、テスト用)の製造販売、通信・車載・産業機器向けコネクタ(コネクタソリューション事業)の展開、および光学フィルタや半導体レーザ光源(光関連事業)を手掛けています。
- 主要製品: 世界トップクラスのシェアを誇るバーンインソケット、高速伝送用コネクタ「YFLEX」など。
- 主要顧客: 米Qualcomm Technologies Inc.が連結売上高の24.2%(約109.6億円)を占める最大の顧客です。
- 競合環境: 精密加工技術と高信頼性接触技術を核に差別化を図っていますが、スマートフォンや車載市場における技術革新の加速に伴い、国内外メーカーとの激しい価格・開発競争に晒されています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
18.2%
≧10%が優良
ROA
15.7%
≧5%が優良
ROE
13.4%
≧10%が優良
ROIC
12.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
24.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
180.4%
≧10%が優良
EPS成長率
158.4%
≧10%が優良
3行解説
- 半導体市場の急回復により、売上高は前年比24.4%増、営業利益は180.4%増と大幅な増収増益を達成した。
- テストソリューション事業が業績を牽引する一方、欧州の産業機器向けコネクタや光関連事業の停滞、減損損失の計上が課題。
- 配当額の大幅増(31円→89円)と機動的な自社株買いにより、総還元性向40%以上を目指す極めて積極的な株主還元姿勢を示している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 38.2億円 / 予想: 85.0億円
-8.6%
売上高
実績: 146.5億円 / 予想: 474.0億円
-3.1%
2Q
営業利益
実績: 64.2億円 / 予想: 93.0億円
-6.1%
売上高
実績: 267.4億円 / 予想: 477.0億円
-3.0%
3Q
営業利益
実績: 93.1億円 / 予想: 110.0億円
+29.1%
売上高
実績: 395.9億円 / 予想: 520.0億円
+9.6%
通期
営業利益
実績: 115.6億円 / 予想: 未開示
+40.5%
売上高
実績: 527.0億円 / 予想: 未開示
+16.3%
3行解説
- 2026年3月期決算は、売上高が前期比16.3%増、営業利益が同40.5%増と大幅な増収増益を達成。
- コネクタソリューション事業がAI関連需要を捉え、売上・利益ともに過去最高を更新し、第4次中期経営計画の目標値を前倒しで完遂。
- 次期(2027年3月期)も増収増益を見込む強気の予想に加え、発行済株式の約6%にあたる自己株式の消却を発表。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +40.5% | — | — | — | — |
| 2026-02-04 | 2026年3月期 第3四半期 | +29.1% | +5.1% | +32.0% | +40.6% | +28.0% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -6.1% | -5.0% | +24.2% | +29.2% | +24.6% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | -8.6% | +0.4% | +2.7% | +5.9% | +23.9% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +180.4% | +0.7% | +7.3% | +15.8% | +18.9% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | +274.4% | +1.9% | -3.5% | -6.5% | -8.9% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第70期(2024/04/01-2025/03/31)