株式会社エフテックは、自動車の足廻り機能部品(サブフレーム、サスペンション、ペダル等)の開発・製造・販売を行う独立系パーツメーカーです。
- 主要製品: 強度と軽量化を両立したサブフレーム、サスペンションアーム、ペダルモジュール。
- 主要顧客: 本田技研工業(ホンダ)グループへの売上高比率が63.2%(2025年3月期)と極めて高く、同社の動向に強く依存する収益構造です。その他、ゼネラルモーターズ(GM)等にも供給しています。
- 競合環境: 自動車業界のEVシフトや中国系メーカーの台頭により、従来の供給網の見直しが迫られています。特に中国市場では現地EVメーカーとの激しい価格・シェア競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-19 提出)収益性
営業利益率
1.8%
≧10%が優良
ROA
3.0%
≧5%が優良
ROE
-10.2%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
47.8%
≧10%が優良
EPS成長率
-511.6%
≧10%が優良
3行解説
- 北米事業が新機種量産と売価改定により営業利益80億円(前期比約10倍)と劇的に回復し、連結営業利益を牽引した。
- 一方、中国市場での日系メーカー苦戦を受け、中国拠点での固定資産減損損失77億円および希望退職費用11億円を計上し、最終赤字69億円に転落した。
- 中国の構造改革は完了したものの、トランプ政権下の米国関税政策やEV推進策の撤回など、今後の外部環境には強い不透明感が残る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 18.3億円 / 予想: 80.0億円
+1195.7%
売上高
実績: 695.9億円 / 予想: 2960.0億円
-6.9%
2Q
営業利益
実績: 28.5億円 / 予想: 80.0億円
—
売上高
実績: 1420.9億円 / 予想: 2960.0億円
-2.5%
3Q
営業利益
実績: 48.5億円 / 予想: 80.0億円
+90.7%
売上高
実績: 2090.4億円 / 予想: 2960.0億円
-5.7%
通期
営業利益
実績: 84.0億円 / 予想: 未開示
+53.3%
売上高
実績: 2918.7億円 / 予想: 未開示
-3.0%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高が前期比3.0%減の2,918億66百万円となったものの、構造改革の進展により営業利益は53.3%増の84億5百万円と大幅増益を達成した。
- 前期に計上した多額の減損損失がなくなり、最終利益は47億26百万円と黒字転換を果たし、日本およびアジアセグメントが営業黒字に浮上。
- 次期(2027年3月期)の見通しは、主要得意先のEV計画見直しや中国市場の減産、地政学リスクを背景に、営業利益34.6%減の慎重な計画を提示。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +53.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +90.7% | +0.4% | -1.8% | -5.6% | — |
| 2025-11-06 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +3.9% | -8.5% | -3.2% | -1.3% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +1195.7% | -2.1% | +1.3% | +4.6% | -4.3% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +47.8% | +3.0% | +22.4% | +30.6% | +29.5% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +382.0% | +1.2% | +5.4% | +4.7% | -5.9% |
有価証券報告書
2025-06-19 有価証券報告書-第70期(2024/04/01-2025/03/31)