プレス工業株式会社は、商用車(トラック)のフレームおよびアクスル(車軸)で国内トップシェアを誇る自動車部品メーカーです。また、建設機械用のキャビン(運転室)の製造・販売も手掛けています。主要顧客は、いすゞ自動車(連結売上高の18.5%:351億6,200万円)および三菱自動車タイランド(同9.8%:186億9,600万円)であり、特定の完成車メーカーとの関係性が非常に強い収益構造を持っています。競合環境としては、商用車業界の再編やEV(電気自動車)化の進展により、既存のエンジン車向け部品からの転換と技術提案力が問われる局面をむかえています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
5.1%
≧10%が優良
ROA
5.0%
≧5%が優良
ROE
4.9%
≧10%が優良
ROIC
5.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-4.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
-24.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-23.2%
≧10%が優良
3行解説
- タイ・インドネシアの需要停滞と中国の建機市場不振により、売上高は1,898億8,300万円(前年同期比4.0%減)、純利益は60億8,000万円(同24.7%減)と減収減益。
- 2026年3月期も大幅な減益(純利益46億円、24.3%減)を見込むなど業績トレンドは弱含みだが、総還元性向76.9%と株主還元姿勢は極めて積極的。
- 中期経営計画「PRESENCE 28」に基づきEV専用アクスルの量産を開始するなど成長投資を継続しているが、建機事業の赤字転落が当面の足かせ。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 27.2億円 / 予想: 97.0億円
-11.3%
売上高
実績: 456.9億円 / 予想: 1787.0億円
-6.4%
2Q
営業利益
実績: 55.4億円 / 予想: 111.0億円
+8.7%
売上高
実績: 922.6億円 / 予想: 1850.0億円
-3.2%
3Q
営業利益
実績: 88.8億円 / 予想: 120.0億円
+23.4%
売上高
実績: 1414.4億円 / 予想: 2000.0億円
+2.2%
3行解説
- 大幅な増益着地: 売上高は前年同期比2.2%増の1,414億円にとどまるも、営業利益は23.4%増の88億円と大幅な増益を達成。
- 建機事業の黒字化: 前年同期に2.6億円の赤字だった建設機械関連事業が、国内・中国市場の回復により6.2億円の黒字へ転換し、全体の利益を牽引。
- 株主還元の強化: 通期業績予想の上方修正に加え、15億円規模の自己株式取得を完了。年間配当も前期比3円増の35円(予想)と積極姿勢が鮮明。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | +23.4% | -0.5% | +4.7% | -1.3% | — |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +8.7% | +3.1% | +10.3% | +20.5% | +21.4% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -11.3% | +1.1% | +0.3% | +3.8% | -3.5% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -24.7% | -5.2% | -6.8% | -5.2% | -2.4% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | -33.5% | +3.0% | -0.9% | +4.5% | -0.7% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第123期(2024/04/01-2025/03/31)