株式会社イーディーピー(EDP)は、独立行政法人産業技術総合研究所(産総研)発のベンチャーとして設立された、人工ダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発を行う企業です。主力製品は、人工ダイヤモンド宝石(LGD:Laboratory Grown Diamond)の原料となる「種結晶」であり、LGDサプライチェーンの最上流に位置します。また、半導体基板、ヒートシンク、精密切削工具用素材なども展開しています。
- 主要製品: 種結晶(売上高の58.9%)、基板・ウエハ、工具素材等。
- 主要顧客: CBC株式会社(売上比率35.4%)、本田技研工業株式会社(同12.5%)。上位2社で売上の約48%を占める特定顧客依存のリスクがあります。
- 競合環境: インド等の海外LGDメーカーによる種結晶の自家生産拡大や、他手法(疑似単結晶)による低価格競争が激化しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
-108.1%
≧10%が優良
ROA
-22.3%
≧5%が優良
ROE
-67.5%
≧10%が優良
ROIC
-16.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
—
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 小型LGD市場の価格暴落と主要顧客の倒産・生産停止により、売上高が激減し、9.76億円の営業赤字に転落。
- 事業環境の悪化に伴い、生産設備等の固定資産について13.00億円の減損損失を計上し、最終赤字は23.06億円に達した。
- 種結晶依存からの脱却を図るべく、自社での宝石製造販売への進出(SFD設立)と、次世代半導体向け大口径(2〜4インチ)ウエハの開発を急いでいる。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -2.6億円 / 予想: -0.8億円
-51.1%
売上高
実績: 0.3億円 / 予想: 18.6億円
-86.5%
2Q
営業利益
実績: -5.1億円 / 予想: 未開示
+7.1%
売上高
実績: 1.4億円 / 予想: 未開示
-68.6%
3Q
営業利益
実績: -9.5億円 / 予想: -9.3億円
-28.7%
売上高
実績: 2.5億円 / 予想: 5.0億円
-61.3%
通期
営業利益
実績: -13.6億円 / 予想: 未開示
-39.3%
売上高
実績: 5.2億円 / 予想: 未開示
-42.8%
3行解説
- 宝石市場の市況悪化による種結晶の販売急減を受け、売上高は前年比42.8%減の5.16億円に落ち込み、24.15億円の最終赤字を計上した。
- 固定資産について10.66億円の減損損失を計上した一方、新株予約権の行使により約6億円を調達し、当面の資金繰りと手元流動性を確保した。
- 本田技術研究所との共同研究開始や、輸出ライセンス取得によるインド市場での販売再開、2インチウエハの開発進展を柱とした再建計画に注力している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -39.3% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | -28.7% | +20.9% | +20.4% | -0.8% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +7.1% | +1.6% | -12.1% | -27.5% | -23.1% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | -51.1% | -1.3% | -14.1% | -16.8% | -11.1% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | — | -0.5% | +3.3% | -8.4% | -15.5% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | — | -0.5% | +10.4% | +8.7% | +2.1% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)