萩原工業株式会社は、ポリエチレンやポリプロピレンを主原料とした「フラットヤーン(平型糸)」技術を核とする、岡山県倉敷市に本社を置く化学・機械メーカーです。事業は2つのセグメントで構成されています。
- 合成樹脂加工製品事業: 建築・土木用の「ターピーシート(ブルーシート)」、コンクリート補強繊維「バルチップ」、農業用遮熱材、人工芝用原糸などを製造。
- 機械製品事業: フラットヤーン製造設備、スリッター(切断機)、ワインダー(巻き取り機)、プラスチックリサイクル機器などの産業機械を展開。
競合環境としては、ブルーシート等の汎用品では低価格な輸入品との競争がある一方、コンクリート補強繊維や特殊スリッター等の高付加価値製品では独自の技術優位性を保持しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-10 期末、2026-01-28 提出)収益性
営業利益率
4.6%
≧10%が優良
ROA
3.4%
≧5%が優良
ROE
6.0%
≧10%が優良
ROIC
2.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-30.0%
≧10%が優良
EPS成長率
16.1%
≧10%が優良
3行解説
- 第63期(2025年10月期)は、主力のバルチップの価格競争激化や機械製品の受注減により、営業利益が14.7億円(前期比30.0%減)と大幅減益となった。
- 当期純利益は補助金収入8億円の計上により17.9億円(同18.2%増)を確保したが、本業の収益性低下とROE 6.0%への低迷が課題。
- 新中期経営計画「LINK THE LEAP」を策定し、環境配慮型製品(Re VALUE+)や二次電池向け設備への注力により、2028年度に営業利益30億円を目指す方針。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-10 第1四半期 、2026-03-09 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 2.4億円 / 予想: 21.0億円
-35.2%
売上高
実績: 73.6億円 / 予想: 350.0億円
-6.1%
3行解説
- 大幅な減益決算: 売上高は前年同期比6.1%減、営業利益は35.0%減の2.36億円となり、主力の合成樹脂・機械両事業ともに振るわず苦戦。
- 特殊要因による純利益の剥落: 親会社株主に帰属する四半期純利益は72.7%減と激減したが、これは前年同期に計上した笠岡工場建設に伴う補助金(8億円)の反落が主因。
- 機械製品事業の急減速: 前期の大型案件の反動や顧客の設備投資抑制により、機械セグメントの売上高が33.7%減、利益が45.1%減と大きく落ち込んだ。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-09 | 2026年10月期 第1四半期 | -35.2% | +1.1% | -1.7% | -3.0% | -10.7% |
| 2025-12-08 | 2025年10月期 通期 | -30.0% | -1.1% | +1.7% | +2.1% | -2.7% |
| 2025-09-08 | 2025年10月期 第3四半期 | -22.6% | -0.5% | +0.4% | -2.8% | -12.3% |
| 2025-06-09 | 2025年10月期 第2四半期 | -30.8% | -0.5% | +0.9% | +1.8% | -0.4% |
| 2025-03-10 | 2025年10月期 第1四半期 | -43.4% | -0.3% | -2.4% | +4.2% | -6.1% |
有価証券報告書
2026-01-28 有価証券報告書-第63期(2024/11/01-2025/10/31)
2025-01-23 有価証券報告書-第62期(2023/11/01-2024/10/31)