フジシールインターナショナル 四半期進捗

決算短信(2026-03 第3四半期)・連結

短信要約

1. 要点(3行)

  • 営業利益11.7%増と堅調だが、純利益の激増は一過性: 売上高は前年同期比1.6%増の1,610.78億円、営業利益は157.87億円と増益を確保したが、親会社株主に帰属する四半期純利益(189.73億円、102.3%増)は海外子会社の清算に伴う一過性の清算益49.84億円が主因である点に注意が必要。
  • 国内苦戦を海外がカバーする「二極化」の鮮明化: 主力の日本セグメントが売上・利益ともに前年割れ(営業利益5.0%減)となる一方、米州(同15.1%増)や欧州(同20.4%増)が成長を牽引しており、グローバル展開の成否が業績を分ける構図となっている。
  • 通期計画への進捗は極めて良好も、予想据え置きの慎重姿勢: 営業利益進捗率は81.4%と前年同期の進捗(約74%水準)を上回るペースで推移しているが、通期業績予想は据え置かれており、経営陣は第4四半期の需要動向やコスト環境を慎重に見極めている。

2. 直近の業績と進捗率

第3四半期累計(2025年4月〜12月)の連結実績は以下の通りです。

  • 売上高: 1,610.78億円(前年同期比1.6%増)
  • 営業利益: 157.87億円(同11.7%増)
  • 経常利益: 170.23億円(同20.8%増)
  • 四半期純利益: 189.73億円(同102.3%増)

通期計画に対する進捗率と勢い:

  • 営業利益進捗率: 81.4%(通期予想194.0億円に対し)
  • 経常利益進捗率: 86.4%(通期予想197.0億円に対し)
  • 純利益進捗率: 109.7%(通期予想173.0億円に対し、既に超過)

前年同期の営業利益進捗率は約75.0%(前年実績188.3億円に対しQ3累計141.3億円)であったため、今期は前年を上回るペースで利益を積み上げており、業績の勢いは増しています。特に純利益は、スイス子会社の清算に伴う為替換算調整勘定の取り崩し(特別利益)により、期末を待たずに通期目標を達成しています。

3. セグメント別のモメンタム

  • 米州(勢い:強): 営業利益56.48億円(15.1%増)。シュリンクラベルが堅調なほか、ソフトパウチが現地通貨ベースで430%超の爆発的成長。為替の影響(米ドル安・円高傾向)を跳ね返す強い需要が見られます。

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進捗詳細

今期累計実績

2025-04 〜 2025-12

項目 当期 前年比 前年同期 2024-04 〜 2024-12
売上高 1610.8億円 +1.6% 1584.7億円
営業利益 157.9億円 +11.7% 141.3億円
経常利益 170.2億円 +20.8% 140.9億円
当期純利益(親会社帰属) 189.7億円 +102.3% 93.8億円
包括利益 151.4億円 +37.2% 110.4億円
1株当たり当期純利益 355.94円 172.75円
希薄化後1株当たり純利益

財務状態

項目 2025-12末 2025-03末
総資産 2223.3億円 2098.2億円
純資産 1556.7億円 1452.7億円
自己資本比率 70.0% 69.2%
自己資本 1556.7億円 1452.7億円
1株当たり純資産 2,918.78円 2,707.95円

通期予想

2025-04 〜 2026-03

項目 予想 前年比(予想)
売上高 2160.0億円 +1.7%
営業利益 194.0億円 +3.0%
経常利益 197.0億円 +7.5%
当期純利益 173.0億円 +41.8%
1株当たり当期純利益 322.49円

配当

時期 前期(実績) 当期
中間 30円 35円
期末 38円 36円 予想
年間合計 68円 71円 予想