株式会社ミロクは、世界的な銃器ブランド「ブローニング」向けのOEM生産を主軸とする猟銃事業、深穴加工用のガンドリルを製造・販売する工作機械事業、ならびにクラウドソリューション事業を展開する企業です。
- 主要製品: 上下二連銃、ボルトアクションライフル、ガンドリルマシン、自動車用加飾ハンドル。
- 主要顧客: 米国ブローニング・アームズ社、ブローニング・インターナショナルS.A.(ベルギー)。猟銃事業の売上の90%以上がブローニンググループ向けであり、グループ全体の売上高の約8割を同グループが占める極めて高い顧客集中度が特徴です。
- 競合環境: 猟銃は世界市場でのOEM競争、工作機械はガンドリルというニッチ市場での専業メーカーとしての地位を確立しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-10 期末、2026-01-27 提出)収益性
営業利益率
-0.2%
≧10%が優良
ROA
-0.1%
≧5%が優良
ROE
-21.0%
≧10%が優良
ROIC
-0.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
14.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 猟銃事業の回復で売上高は125.2億円(前期比14.7%増)と伸長したが、固定資産の減損損失25.1億円計上により25.3億円の最終赤字となった。
- 投資額約59億円にのぼる「日章新工場」が2025年2月に竣工し、2026年からの生産能力20%向上を見込むが、多額の有利子負債を抱える局面にある。
- トランプ政権の通商政策(関税導入リスク)や米国銃規制、原材料高騰など、外部環境の不確実性が将来のCFの大きな懸念材料。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-10 第1四半期 、2026-03-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.4億円 / 予想: -1.0億円
—
売上高
実績: 25.4億円 / 予想: 122.0億円
-14.4%
3行解説
- 主力の猟銃事業が「トランプ関税」の直撃を受け営業赤字転落: 最重要顧客であるブローニンググループ向けの受注が関税影響で低調に推移し、売上高は前年同期比14.4%減の25.3億円と苦戦。
- 通期営業赤字見通しに対し、経常利益の進捗率は63.3%と高水準: 本業は厳しいが、受取配当金や持分法投資利益などの営業外収益が下支えし、経常利益は通期予想0.6億円に対して大幅な超過進捗を見せている。
- 生産体制の立て直しが急務: 移設が進められていたミロク日章工場が2026年2月より本格稼働を開始。新工場による生産効率改善と原価低減が、下期に向けた業績回復のカギを握る。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-13 | 2026年10月期 第1四半期 | — | +3.4% | +3.2% | — | — |
| 2025-12-15 | 2025年10月期 通期 | +95.4% | -1.2% | -7.2% | -10.9% | -16.8% |
| 2025-09-12 | 2025年10月期 第3四半期 | — | -0.3% | +0.5% | +0.6% | +18.9% |
| 2025-06-10 | 2025年10月期 第2四半期 | +2160.0% | +4.2% | +4.9% | +3.2% | -2.6% |
| 2025-03-14 | 2025年10月期 第1四半期 | -73.8% | +0.7% | -0.9% | +3.4% | -2.2% |
有価証券報告書
2026-01-27 有価証券報告書-第94期(2024/11/01-2025/10/31)
2025-01-29 有価証券報告書-第93期(2023/11/01-2024/10/31)