短信要約
1. 要点(3行)
- 主力の猟銃事業が「トランプ関税」の直撃を受け営業赤字転落: 最重要顧客であるブローニンググループ向けの受注が関税影響で低調に推移し、売上高は前年同期比14.4%減の25.3億円と苦戦。
- 通期営業赤字見通しに対し、経常利益の進捗率は63.3%と高水準: 本業は厳しいが、受取配当金や持分法投資利益などの営業外収益が下支えし、経常利益は通期予想0.6億円に対して大幅な超過進捗を見せている。
- 生産体制の立て直しが急務: 移設が進められていたミロク日章工場が2026年2月より本格稼働を開始。新工場による生産効率改善と原価低減が、下期に向けた業績回復のカギを握る。
2. 直近の業績と進捗率
2026年10月期 第1四半期(1Q)の連結業績は以下の通りです。
- 売上高: 25.35億円(前年同期比14.4%減)
- 営業利益: △0.39億円(前年同期は0.21億円の黒字)
- 経常利益: 0.38億円(前年同期比71.5%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 0.44億円(前年同期比56.3%減)
【通期計画に対する進捗率】
- 売上高: 20.8%(前年同期の進捗率:約24%)
- 経常利益: 63.3%(前年同期の進捗率:約63%)
- 純利益: 7.2%(通期予想が6.1億円と高いため、進捗は低く見える)
分析: 売上高の進捗は20.8%と、前年同期(約24%)や標準的な25%を下回っており、やや勢いに欠けます。一方、経常利益の進捗率が63.3%と非常に高いのは、営業外収益(受取配当金3,111万円、持分法投資利益3,391万円)が寄与しているためであり、本業の収益力回復とは切り離して考える必要があります。
3. セグメント別のモメンタム
- 猟銃事業(減速): 売上高20.03億円(前年同期比19.7%減)、セグメント損失827万円(前年同期は7,627万円の黒字)。米国市場におけるトランプ関税の影響に加え、原材料価格の高騰を販売価格に転嫁できておらず、大幅な減益要因となっています。
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今期累計実績
2025-11 〜 2026-01
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2024-11 〜 2025-01 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 25.4億円 | -14.4% | 29.6億円 |
| 営業利益 | -39,000,000円 | — | 21,000,000円 |
| 経常利益 | 38,000,000円 | -71.5% | 1.3億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 44,000,000円 | -56.3% | 1.0億円 |
| 包括利益 | 2.4億円 | — | -92,000,000円 |
| 1株当たり当期純利益 | 15.22円 | — | 34.7円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2026-01末 | 2025-10末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 221.8億円 | 218.7億円 |
| 純資産 | 109.6億円 | 107.5億円 |
| 自己資本比率 | 49.4% | 49.1% |
| 自己資本 | 109.6億円 | 107.5億円 |
通期予想
2025-11 〜 2026-10
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 122.0億円 | -2.5% |
| 営業利益 | -1.0億円 | — |
| 経常利益 | 60,000,000円 | -71.6% |
| 当期純利益 | 6.1億円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | 207.52円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 5円 | 5円 予想 |
| 期末 | 5円 | 5円 予想 |
| 年間合計 | 10円 | 10円 予想 |