短信要約
1. 要点(3行)
- 大幅な減収減益も利益進捗は極めて良好: 電子部品の需要低迷と在庫調整で売上高30.3%減、営業利益65.4%減と苦戦したが、通期営業利益計画に対する進捗率は93.7%に達しており、期末の計画上振れが濃厚。
- 徹底した在庫削減による財務体質の強化: 商品・製品在庫を約117億円圧縮し、生み出したキャッシュを有利子負債の返済(短期借入金68億円減)に充当。自己資本比率は前年度末の55.4%から64.0%へ急改善。
- 半導体不況の直撃と「脱・電子部品」への兆し: 主力の半導体売上高が47.1%減と半減近い落ち込みを見せる一方、設備装置関連(その他の事業)は17.6%増と伸長し、収益構造の多角化を模索。
2. 直近の業績と進捗率
第3四半期(累計)の連結実績は以下の通りです。
- 売上高: 929億5百万円(前年同期比30.3%減)
- 営業利益: 16億86百万円(同65.4%減)
- 経常利益: 17億27百万円(同63.6%減)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益: 10億40百万円(同67.6%減)
【通期計画に対する進捗率】 通期計画(売上高1,120億円、営業利益18億円、経常利益16億円)に対し、売上高進捗率は82.9%、**営業利益進捗率は93.7%**に達しています。前年同期の売上進捗率(実績1,332億円÷通期実績1,758億円=約75.7%)と比較しても進捗のペースは速く、10月に修正した通期予想が極めて保守的(慎重)であったことが伺えます。特に経常利益については、既に通期計画(16億円)を1.2億円上回る「超過達成」の状態にあります。
3. セグメント別のモメンタム
- 電子部品事業(減速): 売上高745億28百万円(前年同期比35.4%減)。産業機器、OA、自動車、娯楽の主要4分野すべてが低調。特に半導体は421億95百万円(同47.1%減)と深刻な減速。AI関連以外の需要回復の遅れと、顧客側の在庫調整が強く影響。
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今期累計実績
2024-04 〜 2024-12
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2023-12 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 929.0億円 | -30.3% | 1332.1億円 |
| 営業利益 | 16.9億円 | -65.4% | 48.8億円 |
| 経常利益 | 17.3億円 | -63.6% | 47.5億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | 10.4億円 | -67.6% | 32.1億円 |
| 包括利益 | 17.7億円 | -64.5% | 49.9億円 |
| 1株当たり当期純利益 | 31.73円 | — | 97.08円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2024-12末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 832.0億円 | 998.1億円 |
| 純資産 | 540.4億円 | 561.2億円 |
| 自己資本比率 | 64.0% | 55.4% |
| 自己資本 | 532.2億円 | 553.3億円 |
通期予想
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1120.0億円 | -36.3% |
| 営業利益 | 18.0億円 | -63.1% |
| 経常利益 | 16.0億円 | -66.4% |
| 当期純利益 | 10.0億円 | -68.7% |
| 1株当たり当期純利益 | 31.28円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 26.5円 | 7.5円 |
| 期末 | 22円 | 8円 予想 |
| 年間合計 | 48.5円 | 15.5円 予想 |