短信要約
1. 要点(3行)
- 戦略的投資による大幅赤字: 次世代バンキングシステム更改等への一過性の費用計上(前期比24.8億円の経費増)により、親会社株主に帰属する当期純損失12.52億円(前年は8.66億円の黒字)と大幅な赤字転落となった。
- 配当維持と来期の黒字転換予想: 当期は純損失となったものの、株主還元を重視し年5円の配当を維持。2026年3月期はシステム関連費用の一服により、当期純利益5億円へのV字回復を計画している。
- 資本増強と預金・貸出の減少: 第三者割当増資等により資本金は9.55億円増加したが、預金は225億円減、貸出金も58億円減と本業の規模縮小と預金流出が鮮明になっている。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期の連結業績は以下の通りです。
- 経常収益: 134.17億円(前期比+0.8%)
- 経常利益: △11.75億円(前年同期は11.90億円の黒字)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: △12.52億円(前年同期は8.66億円の黒字)
進捗率と勢いの変化: 通期計画(期初予想は非開示だが、実績ベースでの分析)に対し、経常収益は微増を確保したものの、利益面ではシステム投資という特装要因により壊滅的な着地となりました。前年同期と比較すると、経常収益の伸び(+0.8%)に対し経常費用が20.4%増(145.92億円)と急膨張しており、ボトムラインは極めて厳しい勢いの減速が見られます。
3. セグメント別のモメンタム
- 銀行業(勢い:減速): セグメント損失12.45億円。資金運用収益は1.14億円増加したものの、システム更改費用の直撃を受けました。また、単体での与信関連費用が4.82億円(前期比1.8億円増)と増加しており、資産内容の悪化も懸念されます。
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今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 経常収益 | 134.2億円 | +0.8% | 133.0億円 |
| 経常利益 | -11.8億円 | — | 11.9億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -12.5億円 | — | 8.7億円 |
| 包括利益 | -28.0億円 | — | 9.5億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -39.26円 | — | 30.98円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | — |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 8051.0億円 | 8289.5億円 |
| 純資産 | 240.6億円 | 250.9億円 |
| 自己資本比率 | 2.9% | 3.0% |
| 自己資本 | 239.1億円 | 249.4億円 |
| 1株当たり純資産 | 685.63円 | 891.63円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | -5.1% | 3.5% |
| ROA(総資産経常利益率) | -0.1% | 0.1% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | -152.0億円 | 11.8億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -95.2億円 | 14.9億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 17.7億円 | -1.4億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 549.6億円 | 779.1億円 |
来期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 経常収益 | 149.0億円 | +11.0% |
| 経常利益 | 6.0億円 | — |
| 当期純利益 | 5.0億円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | 14.33円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 0円 | 0円 |
| 期末 | 5円 | 5円 |
配当性向:当期 -12.7% / 前期 16.3%
純資産配当率:当期 0.6% / 前期 0.5%