名古屋鉄道株式会社は、中京圏を基盤とする大手私鉄です。鉄軌道・バス・タクシーなどの「交通事業」を中核に、トラック運送や海運の「運送事業」、不動産賃貸・分譲の「不動産事業」、ホテルや観光施設などの「レジャー・サービス事業」、百貨店などの「流通事業」を展開する多角化企業グループです。中部国際空港へのアクセスを独占的に担う路線を持ち、地域の生活基盤として極めて高い市場地位を有しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
6.1%
≧10%が優良
ROA
3.1%
≧5%が優良
ROE
7.8%
≧10%が優良
ROIC
2.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
14.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
21.1%
≧10%が優良
EPS成長率
54.8%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は、人流回復による交通事業の増益と、分譲マンション販売の好調な不動産事業が牽引し、営業収益14.9%増、営業利益21.1%増の大幅な増収増益を達成。
- 運送事業において、NXグループとの特別積合せ事業の統合に伴う配送効率の低下や物量不足から37億円の営業損失を計上したことが、全体の利益成長の大きな足かせとなった。
- 株主還元方針を強化し、連結配当性向30%以上を目安とする方針を明文化。1株当たり配当は前期の27.5円から38.5円へ大幅増配を実現した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-10 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 92.8億円 / 予想: 440.0億円
-20.5%
売上高
実績: 1685.0億円 / 予想: 7100.0億円
+1.4%
2Q
営業利益
実績: 171.7億円 / 予想: 340.0億円
-29.0%
売上高
実績: 3356.8億円 / 予想: 6950.0億円
+0.3%
3Q
営業利益
実績: 315.7億円 / 予想: 340.0億円
-18.8%
売上高
実績: 5159.9億円 / 予想: 6950.0億円
+1.6%
3行解説
- 利益進捗率が異常値: 第3四半期時点で経常利益(342億円)と純利益(222億円)が通期計画を既に超過(進捗率100%超)しており、計画の保守性が際立つ内容。
- セグメント格差が鮮明: 交通・レジャー事業は人流回復で堅調な一方、運送事業(トラック等)が前年同期の黒字から53億円の赤字へ転落し、全体の利益を押し下げている。
- 財務規模の拡大と投資: 固定資産が前年度末比で約987億円増加し、それに伴い有利子負債も大きく積み上がっており、先行投資局面にあることが伺える。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -18.8% | -0.6% | +3.0% | +2.3% | — |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | -29.0% | -0.3% | -5.2% | -5.8% | -3.6% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -20.5% | -1.4% | -3.2% | +0.4% | -1.9% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | +21.1% | -2.3% | -6.1% | -10.4% | -10.4% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +29.1% | +1.0% | +5.7% | +4.7% | +12.5% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第161期(2024/04/01-2025/03/31)