短信要約
1. 要点(3行)
- パーキンソン病専門施設「PDハウス」の拡充で売上高は前期比31.8%増の264.96億円と伸長した一方、不正請求問題に伴う運営体制見直しで営業利益は51.0%減の11.14億円へ急落。
- 不適切な訪問看護実態の判明に伴う過年度修正や、調査費用・違約金等の特別損失計上により、最終損益は9.25億円の赤字に転落し、無配へと転じた。
- 2026年3月期も「再生に向けた体制刷新」の影響で、売上高311.06億円(17.4%増)ながら、3.69億円の営業赤字、18.23億円の最終赤字と、厳しい局面が続く見通し。
2. 直近の業績と進捗率
2025年3月期(通期)の着地は以下の通りです。
- 売上高: 264.96億円(前期比 +31.8%)
- 営業利益: 11.14億円(同 △51.0%)
- 経常利益: 3.88億円(同 △77.4%)
- 当期純損失: 9.25億円(前期は8.02億円の黒字)
勢いの変化: トップラインは新規13施設の開設により3割増と高い成長率を維持していますが、利益面は崩壊しています。営業利益率は前年度の11.3%から4.2%へ大幅に低下。これは第4四半期に実施した「訪問看護計画の見直し」による収益性の急低下が主因です。
3. セグメント別のモメンタム
当社は介護事業の単一セグメントですが、事業内訳から勢いを分析します。
- 「PDハウス」事業(勢い:減速): 施設数は拡大しているものの、中核の訪問看護において「短時間訪問」や「同行者不在訪問」の是正を行った結果、売上原価(労務費率)が上昇。従来の「高収益モデル」に急ブレーキがかかっています。
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プランをアップグレード進捗詳細
今期実績
2024-04 〜 2025-03
| 項目 | 当期 | 前年比 | 前年同期 2023-04 〜 2024-03 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 265.0億円 | +31.8% | 201.1億円 |
| 営業利益 | 11.1億円 | -51.0% | 22.7億円 |
| 経常利益 | 3.9億円 | -77.4% | 17.2億円 |
| 当期純利益(親会社帰属) | -9.3億円 | — | 8.0億円 |
| 1株当たり当期純利益 | -29.12円 | — | 26.61円 |
| 希薄化後1株当たり純利益 | — | — | 26.4円 |
財務状態
| 項目 | 2025-03末 | 2024-03末 |
|---|---|---|
| 総資産 | 389.9億円 | 315.9億円 |
| 純資産 | 86.2億円 | 52.0億円 |
| 自己資本比率 | 22.0% | 16.4% |
| 自己資本 | 85.9億円 | 51.8億円 |
| 1株当たり純資産 | 265.69円 | 171.86円 |
収益性指標
| 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| ROE(自己資本当期純利益率) | -13.4% | 16.4% |
| ROA(総資産経常利益率) | 1.1% | 6.8% |
| 売上高営業利益率 | 4.2% | 11.3% |
キャッシュ・フロー
| 項目 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 18.8億円 | 25.6億円 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | -44.0億円 | -56.6億円 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 48.4億円 | 38.0億円 |
| 期末現金及び現金同等物残高 | 56.4億円 | 33.1億円 |
来期予想
2025-04 〜 2026-03
| 項目 | 予想 | 前年比(予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 311.1億円 | +17.4% |
| 営業利益 | -3.7億円 | — |
| 経常利益 | -16.1億円 | — |
| 1株当たり当期純利益 | -56.22円 | — |
配当
| 時期 | 前期(実績) | 当期 |
|---|---|---|
| 中間 | 6円 | 0円 |
| 期末 | 8円 | 0円 |
| 年間合計 | 14円 | 0円 |
配当性向:当期 — / 前期 52.7%
純資産配当率:当期 — / 前期 8.5%