三菱倉庫株式会社は、倉庫事業を中核に陸上運送、港湾運送、国際運送取扱を統合的に運営する「物流事業」と、オフィスビル賃貸やマンション分譲を行う「不動産事業」の2軸で展開する総合物流企業です。主要なサービスとして、医薬品物流や電子デバイス等の高付加価値貨物の取扱い、および「ダイヤビル」ブランド等の都市型オフィスビル賃貸を有しています。競合環境としては、三井倉庫HDや住友倉庫などの国内総合倉庫大手に加え、国際物流分野では国内外のフォワーダーと競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
7.1%
≧10%が優良
ROA
3.1%
≧5%が優良
ROE
8.1%
≧10%が優良
ROIC
2.7%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
11.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
7.2%
≧10%が優良
EPS成長率
19.5%
≧10%が優良
3行解説
- 連結営業収益は2,840億円(前期比11.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は318億円(同14.7%増)と増収増益を確保した。
- ベトナムの持分法適用関連会社ITL社に係るのれん等約88億円の一括減損により経常利益は大幅減益(23.6%減)となったが、政策保有株式の売却益計上で最終益を押し上げた。
- 2030年度に向けた新経営計画を策定し、ROE10%以上の目標掲揚や、200億円規模の自社株買いなど、資本効率重視の姿勢を鮮明にしている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-30 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 39.6億円 / 予想: 200.0億円
-2.6%
売上高
実績: 685.6億円 / 予想: 2900.0億円
+4.1%
2Q
営業利益
実績: 75.4億円 / 予想: 160.0億円
-16.2%
売上高
実績: 1361.2億円 / 予想: 2800.0億円
+0.9%
3Q
営業利益
実績: 121.0億円 / 予想: 160.0億円
-25.1%
売上高
実績: 2050.9億円 / 予想: 2800.0億円
-4.3%
通期
営業利益
実績: 159.3億円 / 予想: 未開示
-21.6%
売上高
実績: 2734.5億円 / 予想: 未開示
-3.7%
3行解説
- 2026年3月期の営業利益は、国際物流の運賃下落や分譲マンション販売減により前期比21.6%減の159億円となったが、投資有価証券売却益の計上で純利益は同71.9%増の547億円と過去最高水準を記録。
- 物流事業では港湾運送が13.9%増収と牽引する一方、不動産事業はマンション販売の端境期により24.1%減収と明暗が分かれた。
- 次期(2027年3月期)は物流の回復と資産回転型ビジネスの強化により、本業の営業利益を9.9%増の175億円、配当を年間44円(前期比6円増)とする増益・増配計画を策定。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-30 | 2026年3月期 通期 | -21.6% | +2.2% | +0.7% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -25.1% | -0.8% | -5.6% | -0.6% | +1.3% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -16.2% | -0.2% | -0.5% | +3.3% | +4.6% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -2.6% | +1.2% | -6.7% | -6.9% | -11.5% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +7.2% | -0.2% | +1.5% | +13.7% | +13.3% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +2.4% | -1.4% | -6.5% | -3.4% | -8.0% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第222期(2024/04/01-2025/03/31)