株式会社ニトリホールディングスは、家具・インテリア用品の企画・製造・物流・販売を一貫して担う「製造物流IT小売業」という独自のビジネスモデルを展開する日本最大手の企業です。
- 事業内容: 「ニトリ事業」(家具・インテリア用品の開発・製造・販売、物流、広告等)と「島忠事業」(家具・ホームセンター商品の販売)の2軸で構成。
- 主要製品・サービス: 家具、寝具、カーテン、家電、アパレル(Nプラス)、およびホームセンター関連商品。
- 主要顧客: 一般消費者。2025年度の年間買上客数目標は2億人超。
- 競合環境: 家具小売のみならず、EC(Amazon、楽天)、家電量販店、DIYホームセンター、および海外のアジア各国・地域の現地小売業者と競合。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
12.7%
≧10%が優良
ROA
8.0%
≧5%が優良
ROE
9.5%
≧10%が優良
ROIC
7.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
-5.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-8.4%
≧10%が優良
3行解説
- 増収減益の決算: 売上収益は9,288億円(+3.6%)と成長を維持したが、円安に伴う原価上昇と物流施設等の先行投資により営業利益は1,176億円(-5.3%)の減益となった。
- アジア展開の加速: フィリピン、インドネシア、インドへ初出店し、海外店舗数は213店舗へ拡大。2032年「3,000店舗・3兆円」の長期ビジョンに向け、海外を成長の主軸に据える。
- 物流基盤の抜本的改革: 総額3,500億円規模の投資を通じ、全国8箇所に自動化された新物流センター(DC)を整備中。ローコストオペレーションによる収益性改善を図る。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 369.4億円 / 予想: 1358.0億円
-0.5%
売上高
実績: 2316.9億円 / 予想: 9880.0億円
-0.7%
2Q
営業利益
実績: 598.6億円 / 予想: 1358.0億円
-6.9%
売上高
実績: 4391.1億円 / 予想: 9880.0億円
-1.8%
3Q
営業利益
実績: 1044.9億円 / 予想: 1358.0億円
-3.3%
売上高
実績: 6885.0億円 / 予想: 9880.0億円
-2.5%
通期
営業利益
実績: 1255.3億円 / 予想: 未開示
+6.7%
売上高
実績: 9122.5億円 / 予想: 未開示
-1.8%
3行解説
- 2026年3月期通期は、売上収益が前年同期比1.8%減の9,122億円となる一方、営業利益は同6.7%増の1,255億円と、減収増益での着地となった。
- 島忠事業が不採算からの構造改革を経て、セグメント利益72億円(前年は12億円の損失)とV字回復を達成し、全体の利益を押し上げた。
- 国内既存店の客数が前期比92.8%と苦戦しており、商品開発体制の刷新と「さらなる安さ」の追求によるファンづくりを急いでいる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | +6.7% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.3% | +2.2% | +8.3% | -3.3% | — |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -6.9% | -0.0% | +5.7% | +13.7% | -3.6% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | -0.5% | +0.2% | +7.9% | +9.4% | -88.3% |
| 2025-06-25 | 2025年3月期 通期 | -5.3% | -0.8% | +0.7% | -9.4% | -10.1% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | -5.8% | -5.9% | -10.6% | -15.5% | -25.6% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +1.1% | +0.1% | -12.2% | -16.2% | +2.6% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第53期(2024/04/01-2025/03/31)