株式会社髙松コンストラクショングループ(TCG)は、持株会社として建築・土木・不動産の3事業を柱に展開する建設グループです。中核の「髙松建設」はニッチな都市型賃貸マンション建設に強みを持ち、世界最古の企業である「金剛組」を傘下に収めるなど社寺建築にも特色があります。また、「青木あすなろ建設」を軸とした公共土木や海洋土木、民間マンション開発など、多岐にわたるポートフォリオを有します。競合他社が大手・準大手ゼネコンとなる中、特定の得意分野を持つ事業会社の集合体として差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-17 提出)収益性
営業利益率
3.3%
≧10%が優良
ROA
4.5%
≧5%が優良
ROE
4.7%
≧10%が優良
ROIC
4.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.9%
≧10%が優良
営業利益成長率
-1.6%
≧10%が優良
EPS成長率
-29.6%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は過去最高の3,466億円を記録したが、建築事業での資材・労務費高騰が響き、純利益は前年比29.6%減の64億円と大幅な減益。
- 不動産事業が牽引役として台頭し、セグメント利益は前年比69.0%増と躍進。建築事業の不調をカバーする収益構造への転換が進む。
- 新中期経営計画で還元姿勢を強化。1株当たり配当の下限を90円に設定し、業績連動と安定性を両立させる積極的な株主還元方針を打ち出した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 20.0億円 / 予想: 150.0億円
+103.6%
売上高
実績: 790.8億円 / 予想: 3700.0億円
+1.2%
2Q
営業利益
実績: 78.8億円 / 予想: 150.0億円
+204.4%
売上高
実績: 1709.1億円 / 予想: 3700.0億円
+5.4%
3Q
営業利益
実績: 119.9億円 / 予想: 150.0億円
+75.2%
売上高
実績: 2623.2億円 / 予想: 3700.0億円
+5.9%
通期
営業利益
実績: 179.0億円 / 予想: 未開示
+56.2%
売上高
実績: 3576.8億円 / 予想: 未開示
+3.2%
3行解説
- 2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.2%増の3,576億75百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同77.1%増の114億26百万円となり、いずれも過去最高を更新。
- 主力の建築事業における利益率の改善が顕著で、セグメント利益が前期比229.9%増(約3.3倍)と爆発的な伸びを記録し、全体の利益水準を大きく押し上げた。
- 好調な業績を背景に、期初予想の90円から130円へ大幅な増配を実施。次期(2027年3月期)も144円への増配を計画しており、配当性向40%程度の累進配当を基本方針とする姿勢を鮮明にした。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +56.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-12 | 2026年3月期 第3四半期 | +75.2% | -0.5% | -8.1% | -10.3% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | +204.4% | -1.1% | +8.8% | +9.9% | +10.6% |
| 2025-08-06 | 2026年3月期 第1四半期 | +103.6% | +2.6% | +0.2% | -0.2% | -3.9% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | -1.6% | -1.5% | -4.2% | -0.8% | +6.5% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +3.7% | +0.8% | +0.3% | +2.1% | +6.9% |
有価証券報告書
2025-06-17 有価証券報告書-第60期(2024/04/01-2025/03/31)