プリマハム株式会社は、伊藤忠商事グループ(所有議決権割合50.1%)に属する食肉加工業界大手です。「ハム・ソーセージ」「加工食品」の製造販売を主力とする加工食品事業部門と、肉豚の生産・肥育から食肉の処理・加工・販売までを一貫して行う食肉事業部門の2軸で展開しています。 主要顧客は株式会社セブン-イレブン・ジャパンであり、連結売上高の25.8%(1,181億円)を占める重要な販売先です。競合環境としては、日本ハムや伊藤ハム米久HDなどの大手が存在する中、主力ブランド「香薫®あらびきポークウインナー」やセブン-イレブン向けベンダー事業、独自ブランド肉(恵味の黒豚等)による差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
2.0%
≧10%が優良
ROA
3.7%
≧5%が優良
ROE
5.4%
≧10%が優良
ROIC
3.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
2.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-24.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-5.5%
≧10%が優良
3行解説
- 増収減益:売上高は4,583億円(前期比2.2%増)と過去最高更新も、営業利益は89億円(同24.3%減)と大幅な減益に着地した。
- セグメントの明暗:食肉事業は価格転嫁が進み42.8%の増益となったが、主力である加工食品事業が原材料高やベンダー事業の苦戦で28.7%の減益となり足を引っ張った。
- 還元強化:利益成長は足踏みしているものの、年間配当を前期の65円から80円へと増配し、株主還元姿勢を鮮明にしている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 第3四半期 、2026-02-02 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 25.3億円 / 予想: 120.0億円
-24.4%
売上高
実績: 1158.1億円 / 予想: 4800.0億円
+2.6%
2Q
営業利益
実績: 49.1億円 / 予想: 120.0億円
-20.6%
売上高
実績: 2360.6億円 / 予想: 4800.0億円
+2.9%
3Q
営業利益
実績: 81.0億円 / 予想: 120.0億円
-2.1%
売上高
実績: 3628.7億円 / 予想: 4800.0億円
+3.6%
3行解説
- 売上高は前年同期比3.6%増の3,628億円と堅調だが、営業利益はベンダー事業の苦戦や食肉事業の採算悪化により同2.1%減の81億円に留まった。
- 加工食品事業はハム・ソーセージの数量増で増益を確保した一方、食肉事業は養豚事業の出荷減などが響き、セグメント利益が前年同期比で約49%減と半減した。
- 通期計画に対する営業利益の進捗率は67.5%であり、前年同期(約92.4%)と比較して進捗が大幅に遅れており、計画達成へのハードルが高い着地となった。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-02 | 2026年3月期 第3四半期 | -2.1% | +0.7% | -4.8% | -1.7% | -0.5% |
| 2025-10-31 | 2026年3月期 第2四半期 | -20.6% | -8.4% | -11.0% | -3.3% | -3.7% |
| 2025-07-31 | 2026年3月期 第1四半期 | -24.4% | -1.5% | -2.7% | -5.8% | -7.9% |
| 2025-05-07 | 2025年3月期 通期 | -24.3% | +1.7% | -4.5% | -3.8% | -4.7% |
| 2025-02-03 | 2025年3月期 第3四半期 | -20.4% | +2.3% | +0.2% | +2.8% | +9.8% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第78期(2024/04/01-2025/03/31)