サッポロホールディングス株式会社は、ビール類(「黒ラベル」「ヱビス」)を主力とする酒類事業、飲料・食品(ポッカサッポロ)を展開する食品飲料事業を核とする持株会社です。長年、不動産事業(「恵比寿ガーデンプレイス」等)が安定収益源でしたが、2025年12月に同事業を非継続事業に分類し、外部資本導入による構造改革を断行しました。競合他社(アサヒ、キリン等)とのシェア争いに加え、原材料価格高騰や健康志向の高まりによるビール市場縮小が主な競争環境です。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
4.8%
≧10%が優良
ROA
3.7%
≧5%が優良
ROE
9.4%
≧10%が優良
ROIC
3.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
332.9%
≧10%が優良
EPS成長率
152.6%
≧10%が優良
3行解説
- 中期経営計画の目標(ROE 8%)を、不動産事業の構造改革や国内酒類の好調により、2025年に前倒しで達成(実績9.4%)。
- 不動産事業を非継続事業に分類し、2026年には子会社の支配喪失に伴う約3,300億円の利益計上を見込むなど、財務体質が劇的に変化。
- 酒類事業への成長投資(M&A含む)を強化し、「ビール体験・顧客体験を創造する企業」への転換を加速させる姿勢。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-14 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -21.1億円 / 予想: 60.0億円
+9.6%
売上高
実績: 1089.8億円 / 予想: 5050.0億円
-4.3%
3行解説
- 売上収益は国内の価格改定反動減などで減収(前年同期比4.3%減)も、海外酒類の増収や国内食品飲料の構造改革により、事業利益は16億円改善し黒字化(5.8億円)を達成。
- 不動産事業を非継続事業に分類し、連結子会社(サッポロ不動産開発)の株式譲渡を含む大規模な事業構造改革を推進中であり、通期純利益は過去最高水準の2,960億円を見込む。
- 米国子会社Stone Brewingの資産譲渡および生産体制の最適化を決定し、経営資源をサッポロブランドへ集中させる「選択と集中」のトーンが鮮明となっている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年12月期 第1四半期 | +9.6% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +332.9% | +8.7% | +0.6% | -0.5% | — |
| 2025-11-12 | 2025年12月期 第3四半期 | +10.8% | +4.2% | +9.1% | +5.5% | -88.2% |
| 2025-08-07 | 2025年12月期 第2四半期 | -6.1% | -1.0% | -2.7% | -1.5% | -5.0% |
| 2025-05-13 | 2025年12月期 第1四半期 | -15.0% | -4.3% | -6.8% | -8.0% | -15.0% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | -11.9% | -1.6% | +5.1% | +8.8% | +20.0% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第102期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第101期(2024/01/01-2024/12/31)