株式会社アダストリアは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など30以上の多様なブランドを国内外で展開するカジュアルファッション専門店の国内大手です。自社ECサイト「and ST(アンドエスティ)」を軸としたOMO(オンラインとオフラインの融合)戦略に強みを持ち、会員数は1,970万人に達しています。2024年には子会社ゼットンを通じた飲食事業の強化や、雑貨ブランドの買収など、アパレル周辺領域への拡大を加速させています。競合環境としては、ファーストリテイリングや良品計画といったSPA(製造小売)大手や、ZOZOTOWNなどのECプラットフォームと激しく競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-02 期末、2025-05-30 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
11.9%
≧5%が優良
ROE
12.9%
≧10%が優良
ROIC
11.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.4%
≧10%が優良
営業利益成長率
-13.9%
≧10%が優良
EPS成長率
-29.8%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は2,931億円(前年同期比6.4%増)と過去最高を更新したが、円安による原価上昇と飲食事業の苦戦で営業利益は155億円(同13.9%減)の増収減益。
- 米国事業からの撤退(子会社清算)を決定し、経営リソースを成長著しい東南アジア市場と国内プラットフォーム事業へ集中させる構造改革を断行。
- 株主還元を強化し、年間配当を90円(前期比5円増)に増配。次期より配当方針に「DOE(自己資本配当率)4.5%」の下限を新設し、還元の安定性を高めた。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-02 通期 、2026-04-06 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 56.0億円 / 予想: 190.0億円
-6.8%
売上高
実績: 774.6億円 / 予想: 3050.0億円
+4.7%
2Q
営業利益
実績: 79.7億円 / 予想: 190.0億円
-19.4%
売上高
実績: 1493.5億円 / 予想: 3050.0億円
+3.6%
3Q
営業利益
実績: 138.9億円 / 予想: 190.0億円
-5.9%
売上高
実績: 2273.7億円 / 予想: 3050.0億円
+3.3%
通期
営業利益
実績: 165.2億円 / 予想: 未開示
+6.5%
売上高
実績: 3043.5億円 / 予想: 未開示
+3.8%
3行解説
- 売上高・営業利益は過去最高を更新、M&Aによるブランド拡充や国内アパレル事業の堅調な推移が寄与。
- 不採算の米国事業(Velvet, LLC)から撤退する構造改革を断行した一方、中華圏(中国大陸・台湾)は2桁増収と好調。
- 物流センター売却益を計上するも、店舗減損などの特別損失により純利益は微減、新還元方針としてDOE 4.5%下限を導入。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-06 | 2026年2月期 通期 | +6.5% | -4.6% | -1.8% | — | — |
| 2025-12-29 | 2026年2月期 第3四半期 | -5.9% | +1.7% | +1.1% | -4.3% | -6.9% |
| 2025-09-30 | 2026年2月期 第2四半期 | -19.4% | -1.9% | -12.2% | -19.9% | -10.8% |
| 2025-06-30 | 2026年2月期 第1四半期 | -6.8% | -0.8% | -1.8% | -2.5% | -7.1% |
| 2025-04-04 | 2025年2月期 通期 | -13.9% | +0.5% | -5.6% | -9.8% | -16.0% |
有価証券報告書
2025-05-30 有価証券報告書-第75期(2024/03/01-2025/02/28)