木徳神糧株式会社は、1882年創業の老舗米穀卸大手です。主力事業は、業務用・家庭用精米や玄米の販売を行う「米穀事業」であり、そのほか「飼料事業」(糟糠類・牧草)、「鶏卵事業」、「食品事業」(米粉・加工食品等)を展開しています。
- 主要製品・サービス:精米(自社ブランド「純づくり」等)、輸入米(ミニマム・アクセス米)、配合飼料原料、ブランド卵「カロチンE卵α」など。
- 主要顧客:農林水産省(売上比率13.0%)、日本デリカフーズ協同組合(同13.0%)、㈱イトーヨーカ堂(同7.2%)など、官公庁から大手量販店、外食産業まで多岐にわたります。
- 競合環境:国内の人口減少や離農加速による原料調達リスクが高まる中、2025年度は「令和の米騒動」と呼ばれる需給逼迫と価格高騰に直面しました。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
4.6%
≧10%が優良
ROA
16.6%
≧5%が優良
ROE
30.2%
≧10%が優良
ROIC
14.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
48.1%
≧10%が優良
営業利益成長率
237.6%
≧10%が優良
EPS成長率
218.4%
≧10%が優良
3行解説
- 空前の好決算:「令和の米騒動」に伴う米価高騰と、政府備蓄米・輸入米の機動的な供給により、営業利益は前期比237.6%増の80.2億円と激増。
- キャッシュフローの悪化:利益急増の一方で、米価上昇に伴う棚卸資産(在庫)の急増(約129億円増)により、営業CFは11.6億円の赤字に転落。
- 新中計への移行:2026年からの新中期経営計画「ステージチェンジ」を掲げ、米卸から「コメ食のインフラ企業」への進化とROE 10%以上の継続を目指す。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-08 15:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 8.1億円 / 予想: 40.0億円
-56.1%
売上高
実績: 415.2億円 / 予想: 2000.0億円
+12.6%
3行解説
- 売上高は前年同期比12.6%増と増収を確保した一方、主力の米穀事業での利益率低下が響き、営業利益は56.1%減と大幅な減益着地。
- 米価高騰による家庭用消費の減退と、業界全体での在庫余剰感に伴う価格競争の激化が、利益を大きく圧迫する要因となった。
- 鶏卵・飼料事業は堅調に推移し増益を確保したものの、通期利益計画に対する進捗率は約20%にとどまり、期初予想を据え置いた。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年12月期 第1四半期 | -56.1% | -7.1% | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +237.6% | -14.5% | -23.2% | -19.6% | — |
| 2025-11-06 | 2025年12月期 第3四半期 | +377.2% | +1.0% | -35.4% | -39.9% | -51.3% |
| 2025-08-07 | 2025年12月期 第2四半期 | +396.4% | +5.0% | +55.3% | +105.7% | +55.5% |
| 2025-05-08 | 2025年12月期 第1四半期 | +347.6% | -0.4% | +22.0% | +45.9% | -81.0% |
| 2025-02-14 | 2024年12月期 通期 | +15.3% | +0.1% | +11.5% | +8.7% | +27.4% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第78期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-27 有価証券報告書-第77期(2024/01/01-2024/12/31)