株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、国内最大手の百貨店グループです。「伊勢丹新宿本店」や「三越日本橋本店」といった圧倒的な集客力とブランド力を有する旗艦店を核とし、国内百貨店業を主軸に、クレジット・金融・友の会業、不動産業、スーパーマーケット(クイーンズ伊勢丹等)を展開しています。競合環境としては、他の大手百貨店グループ(J.フロント リテイリング、高島屋等)のみならず、Eコマースやラグジュアリーブランドの直営店展開との競争に晒されていますが、独自の「高感度上質戦略」と外商・カード会員を基盤とした「個客業」への転換で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
13.7%
≧10%が優良
ROA
6.3%
≧5%が優良
ROE
8.8%
≧10%が優良
ROIC
7.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.6%
≧10%が優良
営業利益成長率
40.4%
≧10%が優良
EPS成長率
-2.3%
≧10%が優良
3行解説
- 過去最高益の更新: インバウンド需要の爆発的増加と国内富裕層によるラグジュアリー消費が牽引し、連結営業利益は前年比40.4%増の763億円と2期連続で過去最高を更新。
- 非効率資産の整理: 海外事業(シンガポール等)や食品子会社(エムアイフードスタイル)で約113億円の減損損失を計上し、不採算部門の膿出しを断行。
- 還元姿勢の大幅強化: 総還元性向70%以上を目標に掲げ、年間配当を前年の34円から54円へ大幅増配、さらに300億円規模の自己株買いを決定するなど、極めて積極的な株主還元姿勢を鮮明化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 13:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 156.5億円 / 予想: 780.0億円
-17.1%
売上高
実績: 1241.9億円 / 予想: 5570.0億円
-4.2%
2Q
営業利益
実績: 314.5億円 / 予想: 780.0億円
-9.8%
売上高
実績: 2538.7億円 / 予想: 5560.0億円
-3.9%
3Q
営業利益
実績: 580.6億円 / 予想: 780.0億円
-3.1%
売上高
実績: 4063.4億円 / 予想: 5540.0億円
-2.7%
通期
営業利益
実績: 800.2億円 / 予想: 未開示
+4.9%
売上高
実績: 5456.3億円 / 予想: 未開示
-1.8%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高が前期比1.8%減の5,456億円となった一方、営業利益は構造改革の進展により同4.9%増の800億円を達成し、増益を確保した。
- 株主還元を大幅に強化し、2026年3月期の年間配当を前期比16円増の70円としたほか、次期(2027年3月期)はさらに10円増配の年間80円とする計画を公表。
- 重要な後発事象として、台湾の持分法適用関連会社「新光三越」の株式一部譲渡を発表。2027年3月期において約100億円の譲渡益(概算)を見込んでいる。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +4.9% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.1% | +5.8% | +1.2% | +5.6% | +10.9% |
| 2025-11-13 | 2026年3月期 第2四半期 | -9.8% | +1.1% | -4.9% | -3.7% | -4.1% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -17.1% | -1.1% | -2.0% | +16.4% | +4.7% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +40.4% | +1.0% | +8.0% | +13.8% | +4.7% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | +46.4% | -0.5% | -8.5% | -15.2% | -19.3% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第17期(2024/04/01-2025/03/31)