OCHIホールディングス株式会社は、住宅建材の卸売をコア事業とする持株会社です。主に国内の建材メーカーから仕入れた資材を工務店や販売店へ供給する「建材事業」が売上の約6割強を占めます。その他、空調・暖房機器を扱う「環境アメニティ事業」、木造住宅の構造躯体を加工する「加工事業」、土木・内装工事や建物の診断・調査を行う「エンジニアリング事業」を展開しています。競合環境としては、地場の中小卸売業者から大手商社系まで多岐にわたりますが、近年は積極的なM&Aにより、住宅分野以外の非住建分野(土木・インフラ等)への領域拡大を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
1.3%
≧10%が優良
ROA
2.2%
≧5%が優良
ROE
4.4%
≧10%が優良
ROIC
2.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
3.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
-31.7%
≧10%が優良
EPS成長率
-50.5%
≧10%が優良
3行解説
- M&A効果により売上高は1,170億円(前期比3.3%増)と過去最高を更新したが、主力の戸建住宅市場の低迷とM&A関連費用の発生により、純利益は10.4億円(同50.3%減)と半減した。
- 「建材」「エンジニアリング」部門で積極的な買収(弓田建設、ヒット・イール等)を継続しており、住宅着工数に依存しない収益構造への転換を急いでいる。
- ROEは4.45%まで低下したものの、配当は前期比据え置きの54円を維持し、配当性向54.11%となるなど、利益減局面でも株主還元を重視する姿勢を示した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.3億円 / 予想: 17.0億円
-26.6%
売上高
実績: 293.7億円 / 予想: 1250.0億円
+0.8%
2Q
営業利益
実績: 6.8億円 / 予想: 17.0億円
-2.5%
売上高
実績: 585.3億円 / 予想: 1250.0億円
+2.7%
3Q
営業利益
実績: 10.2億円 / 予想: 17.0億円
+2.1%
売上高
実績: 901.2億円 / 予想: 1250.0億円
+2.7%
通期
営業利益
実績: 16.7億円 / 予想: 未開示
+13.5%
売上高
実績: 1204.3億円 / 予想: 未開示
+2.9%
3行解説
- エンジニアリング事業のM&A効果と大型物件の寄与により、住宅着工の低迷を補い増収増益(売上高1,204億円、営業利益13.5%増)を達成。
- 1株当たり当期純利益は100.56円と大台に乗り、次期の年間配当は1円増配の55円を予想するなど、安定した株主還元を継続。
- CADシステム開発会社の買収により「建設エンジニアリング商社」への転換を加速し、IT・ソフト分野への事業領域拡大を鮮明にした。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | +13.5% | +0.4% | — | — | — |
| 2026-02-04 | 2026年3月期 第3四半期 | +2.1% | +0.0% | -4.8% | +4.4% | -1.8% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | -2.5% | +1.6% | -0.8% | +1.3% | -0.2% |
| 2025-08-05 | 2026年3月期 第1四半期 | -26.6% | -0.7% | -5.1% | -4.6% | -11.1% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | -31.7% | +0.2% | -2.8% | -1.9% | -1.9% |
| 2025-02-04 | 2025年3月期 第3四半期 | -50.0% | -1.9% | +2.0% | +1.8% | +7.0% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第15期(2024/04/01-2025/03/31)