株式会社ZenmuTechは、独自の秘密分散技術「ZENMU-AONT」を基盤とした情報セキュリティソリューションを提供する企業です。データを無意味な断片に分割して管理することで、万が一の紛失や盗難時にも情報の復元を不可能にする「データの無意味化」を強みとしています。
- 主要製品・サービス: PC向け情報漏洩対策「ZENMU Virtual Drive(ZVD)」が主力(売上構成比約82%)。また、データを秘匿したまま演算する「秘密計算ソリューション(QueryAhead)」の事業化を推進中。
- 主要顧客: 株式会社野村総合研究所(売上高の25.3%)、株式会社日立システムズエンジニアリングサービス(21.7%)、デロイト トーマツ グループ合同会社(16.5%)など、上位3社で売上の6割以上を占める。
- 競合環境: 仮想デスクトップ(VDI)市場と一部競合するが、低コストかつオフライン利用可能という利便性を武器に、VDIの代替や補完としてのポジションを確立。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-27 提出)収益性
営業利益率
16.9%
≧10%が優良
ROA
14.8%
≧5%が優良
ROE
29.6%
≧10%が優良
ROIC
15.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
31.3%
≧10%が優良
営業利益成長率
88.3%
≧10%が優良
EPS成長率
63.8%
≧10%が優良
3行解説
- 主力製品「ZVD」の好調により売上高は8.52億円(前期比31.3%増)、純利益は1.56億円(同98.6%増)と大幅な増収増益を達成。
- 2025年3月の東京証券取引所グロース市場への上場により自己資本比率は62.9%へ向上したが、期末の売掛金急増により営業CFは0.27億円のマイナス。
- 特定顧客(上位2社で約47%)への依存度と、秘密分散ビジネス(売上の82.2%)への一本足打法が中長期的な経営リスク。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-05-14 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -0.6億円 / 予想: 1.6億円
-685.7%
売上高
実績: 1.4億円 / 予想: 10.8億円
-9.9%
3行解説
- 2026年12月期第1四半期(1Q)は、売上高が前年同期比9.6%減の1.45億円となり、各段階利益で赤字幅が拡大する着地となった。
- 秘密分散ソリューションのストック型収益は堅調に推移しているが、前年同期にあった秘密計算ソリューションの大型案件の反動減が響いた。
- 通期計画に対する売上進捗率は13.5%に留まるものの、人材採用や研究開発への先行投資を継続しており、通期業績予想は据え置いている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年12月期 第1四半期 | -685.7% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2025年12月期 通期 | +89.5% | -4.8% | +15.9% | +6.8% | — |
| 2025-11-12 | 2025年12月期 第3四半期 | — | +3.5% | -5.1% | -24.3% | -17.8% |
| 2025-08-13 | 2025年12月期 第2四半期 | — | -0.9% | -7.3% | -21.8% | -24.9% |
| 2025-05-14 | 2025年12月期 第1四半期 | — | -2.0% | +50.5% | +59.5% | +17.0% |
有価証券報告書
2026-03-27 有価証券報告書-第12期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-31 有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)