株式会社データホライゾンは、医療情報データベースを活用した「ヘルスケア事業」を単一セグメントとして展開する企業である。主に自治体(国民健康保険・後期高齢者医療広域連合等)に対し、レセプト分析に基づく医療費適正化ソリューション(データヘルス計画策定支援、受診勧奨通知、重症化予防指導等)を提供する「データヘルス関連サービス」と、匿名加工情報を製薬会社やアカデミアへ提供する「データ利活用サービス」を主軸とする。 主要顧客は地方自治体であるが、近年はDeNAグループ(親会社:株式会社ディー・エヌ・エー、持分51.49%)との連携を強め、健康管理アプリ「kencom」をフックに民間・自治体双方への展開を加速させている。競合環境としては、医療データ分析を行うITベンダーが複数存在するが、レセプトOCR技術や独自の傷病管理システム等の知財・エビデンス量で差別化を図っている。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
-13.4%
≧10%が優良
ROA
-8.1%
≧5%が優良
ROE
-172.4%
≧10%が優良
ROIC
-7.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-23.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 連結子会社DeSCヘルスケアの業績低迷に伴い、のれん等の減損損失24.40億円を計上し、29.64億円の巨額純損失となった。
- 決算期変更(9カ月決算)の影響に加え、自己資本比率が46.7%から2.5%へ急落し、財務基盤が極めて脆弱な状態に陥った。
- データ利活用サービスは前年同期比45%増と高成長を維持しているが、多額の有利子負債とキャッシュ・フローの悪化が投資判断の重石となっている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-12 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.5億円 / 予想: 4.0億円
+56.3%
売上高
実績: 9.9億円 / 予想: 60.0億円
-8.2%
2Q
営業利益
実績: -3.9億円 / 予想: 4.0億円
+37.7%
売上高
実績: 20.9億円 / 予想: 60.0億円
-4.4%
3Q
営業利益
実績: -2.4億円 / 予想: 4.0億円
—
売上高
実績: 35.0億円 / 予想: 60.0億円
—
通期
営業利益
実績: 0.2億円 / 予想: 未開示
—
売上高
実績: 51.4億円 / 予想: 未開示
+33.4%
3行解説
- 決算期変更による変則期間ながら、徹底したコスト削減と業務効率化により営業利益・経常利益ともに黒字転換を達成。
- 親会社(DeNA)による3.30億円の債務免除という強力な支援に加え、データ利活用サービスの取引社数が94社(前年同期比36%増)へ急拡大。
- 継続企業の前提に関する重要事象が解消に向かい、2027年3月期はAI活用による生産性向上で営業利益4.00億円(前年比約18倍)を目指す強気の見通し。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-12 | 2026年3月期 通期 | — | — | — | — | — |
| 2026-02-05 | 2026年3月期 第3四半期 | — | +2.9% | -9.4% | -2.0% | +1.9% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +37.7% | -1.0% | -14.4% | -25.6% | -23.1% |
| 2025-08-07 | 2026年3月期 第1四半期 | +56.3% | +3.9% | -2.2% | -12.6% | -3.6% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +34.6% | +5.8% | +6.5% | +16.0% | +30.2% |
| 2025-02-07 | 2025年6月期 第2四半期 | -41.3% | +7.2% | -11.6% | +10.9% | -5.7% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第45期(2024/07/01-2025/03/31)