株式会社コーエーテクモホールディングスは、「信長の野望」「三國志」「アトリエ」シリーズなど、強力な自社IP(知的財産)を多数保有する世界的な独立系ゲームメーカーです。事業は、ゲームソフトの開発・販売を行う「エンタテインメント事業」を主軸に、パチンコ・パチスロ等の液晶受託を行う「アミューズメント事業」、不動産事業、ベンチャーキャピタル等の投資を行う「その他事業」で構成されています。
主要顧客は、Apple Inc.(売上比率17.6%)、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(13.0%)、Google LLC(10.1%)など、プラットフォーム提供会社が名を連ねます。競合環境としては、AAAタイトルの大型化と開発費高騰が進む中、自社エンジン「KATANA ENGINE」による効率化と、マルチプラットフォーム展開で差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-20 提出)収益性
営業利益率
38.6%
≧10%が優良
ROA
14.1%
≧5%が優良
ROE
20.6%
≧10%が優良
ROIC
12.8%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-1.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
12.7%
≧10%が優良
EPS成長率
11.3%
≧10%が優良
3行解説
- 収益構造の変革: 売上高は前期比1.7%減の831億円も、金融運用を含む営業外収益が寄与し、親会社株主に帰属する当期純利益は同11.4%増の376億円と過去最高を更新。
- 盤石な財務基盤と還元: 自己資本比率89.9%、ROE 20.7%と極めて高い水準を維持し、配当性向50%または1株当たり50円の下限設定により株主還元姿勢を鮮明にしている。
- 次期計画への布石: 第4次中期経営計画で単年度営業利益400億円への再挑戦を掲げ、2025年5月には200億円を投じて横浜に新オフィス(開発拠点)を取得するなど攻めの姿勢。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-27 16:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 35.7億円 / 予想: 310.0億円
-37.6%
売上高
実績: 148.0億円 / 予想: 920.0億円
-15.9%
2Q
営業利益
実績: 79.6億円 / 予想: 310.0億円
-25.2%
売上高
実績: 312.7億円 / 予想: 920.0億円
-11.2%
3Q
営業利益
実績: 145.7億円 / 予想: 310.0億円
-3.3%
売上高
実績: 517.3億円 / 予想: 920.0億円
-1.6%
通期
営業利益
実績: 371.7億円 / 予想: 未開示
+15.7%
売上高
実績: 883.9億円 / 予想: 未開示
+6.3%
3行解説
- 2026年3月期(令和8年3月期)は、売上高、経常利益、当親会社株主に帰属する当期純利益において過去最高の業績を達成。
- エンタテインメント事業で「仁王3」や「ポコ あ ポケモン」等の大型新作が国内外でヒットし、増収増益を牽引した。
- 次期(2027年3月期)は、人的資本への投資や開発費・販売費の増加を見込み、売上高は微増ながらも大幅な減益(純利益27.6%減)を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-27 | 2026年3月期 通期 | +15.7% | — | — | — | — |
| 2026-01-26 | 2026年3月期 第3四半期 | -3.3% | +3.1% | -3.2% | -9.1% | -3.4% |
| 2025-10-27 | 2026年3月期 第2四半期 | -25.2% | -2.8% | -1.8% | -1.6% | -14.7% |
| 2025-07-28 | 2026年3月期 第1四半期 | -37.6% | -1.3% | -1.9% | -9.1% | -18.1% |
| 2025-04-30 | 2025年3月期 通期 | +12.7% | +3.0% | +4.0% | -4.4% | -7.9% |
| 2025-01-27 | 2025年3月期 第3四半期 | -25.8% | -1.0% | +4.7% | +8.4% | +7.9% |
有価証券報告書
2025-06-20 有価証券報告書-第16期(2024/04/01-2025/03/31)