東亞合成株式会社は、苛性ソーダや塩素などの「基幹化学品」を土台に、瞬間接着剤「アロンアルフア」に代表される「接着材料」、高分子凝集剤や光硬化型樹脂などの「ポリマー・オリゴマー」、半導体用高純度薬品などの「高機能材料」、さらに介護用品や管工機材を扱う「樹脂加工製品」の5セグメントを展開する総合化学メーカーです。 主要顧客は自動車、半導体、土木・建築、一般消費者まで多岐にわたります。競合環境としては、汎用化学品では国内外の化学大手と価格競争にあり、高機能製品では特定のニッチ市場で高いシェアを維持しつつ、技術開発競争を繰り広げています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-12 期末、2026-03-25 提出)収益性
営業利益率
8.7%
≧10%が優良
ROA
5.0%
≧5%が優良
ROE
5.9%
≧10%が優良
ROIC
4.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-3.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
-0.4%
≧10%が優良
EPS成長率
11.9%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年12月期は売上高1,623億円(前期比3.2%減)、営業利益141億円(同0.4%減)と微減収微減益だが、投資有価証券売却により純利益は127億円(同7.5%増)を確保。
- 中期経営計画「Leap Forward to the Next 2025」の最終年だったが、半導体市場の回復遅れやコスト増により営業利益目標(200億円)に対し59億円の大幅未達となった。
- 一方で株主還元は極めて積極的であり、総還元性向は110.1%に達し、次期計画でも総還元性向90%程度を掲げるなど、資本効率改善とPBR1倍超えへの強い意志を示している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-12 第1四半期 、2026-04-28 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 32.1億円 / 予想: 145.0億円
-4.7%
売上高
実績: 386.3億円 / 予想: 1670.0億円
-3.0%
3行解説
- 第1四半期の連結営業利益は前年同期比4.7%減の32億円となったが、遊休不動産の売却により親会社株主に帰属する四半期純利益は38.7%増の27億円と大幅に伸長。
- 高機能材料事業がAI半導体やメモリー向けの需要回復を背景に、セグメント利益が前年同期比約3倍(200.7%増)と急成長し、収益の牽引役となった。
- 基幹化学品の販売数量減少や米国での販促費増加が利益の重石となったものの、約21億円の自己株式取得を実施するなど株主還元を強化。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-28 | 2026年12月期 第1四半期 | -4.7% | -0.3% | -1.3% | — | — |
| 2026-02-12 | 2025年12月期 通期 | -0.4% | -3.2% | -1.7% | -1.3% | — |
| 2025-10-31 | 2025年12月期 第3四半期 | -1.4% | -2.1% | -0.7% | +3.5% | +2.8% |
| 2025-07-31 | 2025年12月期 第2四半期 | -4.2% | -1.1% | -3.6% | -1.8% | -4.6% |
| 2025-04-28 | 2025年12月期 第1四半期 | -5.3% | -2.1% | -3.5% | -2.5% | -5.3% |
| 2025-02-13 | 2024年12月期 通期 | +13.9% | +0.4% | -3.1% | -3.2% | +1.5% |
有価証券報告書
2026-03-25 有価証券報告書-第113期(2025/01/01-2025/12/31)
2025-03-28 有価証券報告書-第112期(2024/01/01-2024/12/31)