大日本塗料株式会社(DNT)は、国内塗料業界大手の一角であり、建設、重防食、自動車、産業機械向けなど幅広い塗料の製造・販売を主軸としています。また、子会社のDNライティング株式会社を通じて照明機器事業、シンロイヒ株式会社を通じて蛍光色材事業を展開しています。2025年3月には神東塗料株式会社を連結子会社化(50.10%取得)し、事業基盤のさらなる拡大を図っています。競合環境としては、日本ペイントHDや関西ペイントなどの国内大手に加え、グローバルメーカーとの競争にさらされています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
6.5%
≧10%が優良
ROA
4.0%
≧5%が優良
ROE
13.6%
≧10%が優良
ROIC
4.4%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
0.8%
≧10%が優良
営業利益成長率
-3.8%
≧10%が優良
EPS成長率
104.9%
≧10%が優良
3行解説
- 神東塗料の買収に伴う「負ののれん発生益」52.05億円の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は94.37億円(前年同期比105.1%増)と急増した。
- 主力の国内塗料事業はJISマーク表示一時停止処分による出荷減が響き、営業利益は19.68億円(同10.5%減)と、利益面では照明機器事業(20.63億円)に逆転される事態となっている。
- 自己資本比率は買収に伴う負債増により48.8%(前年比9.8ポイント低下)へ悪化した一方、DOE3.0%超を掲げ配当を49円(14円増配)に増額するなど株主還元を強化している。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 7.0億円 / 予想: 50.0億円
-35.4%
売上高
実績: 223.0億円 / 予想: 920.0億円
+27.6%
2Q
営業利益
実績: 18.2億円 / 予想: 41.0億円
-28.0%
売上高
実績: 459.6億円 / 予想: 920.0億円
+27.2%
3Q
営業利益
実績: 29.9億円 / 予想: 41.0億円
-24.5%
売上高
実績: 702.5億円 / 予想: 920.0億円
+27.5%
通期
営業利益
実績: 38.5億円 / 予想: 未開示
-18.3%
売上高
実績: 937.6億円 / 予想: 未開示
+29.3%
3行解説
- 神東塗料グループの連結化により、売上高は937億59百万円(前期比29.3%増)と大幅な増収を達成した。
- 利益面では人件費等の経費増加に加え、前期に計上した負ののれん発生益の剥落や中国事業の構造改革に伴う関係会社整理損(10億43百万円)が響き、純利益は前期比82.1%減と大幅な減益となった。
- 次期(2027年3月期)は、中国事業の営業赤字解消や連結子会社とのシナジー創出により、営業利益55億円(42.7%増)、純利益34億円(101.4%増)と急回復を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -18.3% | -0.6% | — | — | — |
| 2026-02-10 | 2026年3月期 第3四半期 | -24.5% | -3.1% | -0.5% | -3.7% | -9.2% |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | -28.0% | -1.0% | +0.8% | +3.1% | +1.4% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -35.4% | -6.2% | -5.3% | -2.9% | -8.1% |
| 2025-05-15 | 2025年3月期 通期 | -3.8% | -3.6% | -5.5% | -8.4% | -6.8% |
| 2025-02-06 | 2025年3月期 第3四半期 | +0.7% | +5.5% | +3.9% | +6.5% | +2.8% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第142期(2024/04/01-2025/03/31)