株式会社レナサイエンスは、東北大学発の創薬バイオベンチャーであり、加齢関連疾患(がん、糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患)や女性・小児の未充足の医療ニーズに対するソリューション開発を主軸としています。
- 事業内容: 医薬品、医療機器、人工知能(AI)を活用したプログラム医療機器(SaMD)の研究開発。
- 主要製品・パイプライン: PAI-1阻害薬「RS5614」(慢性骨髄性白血病、悪性黒色腫などの治験が進行中)、更年期障害治療薬「RS8001」、ディスポーザブル極細内視鏡「RS9001」、維持血液透析支援AIなど。
- 主要顧客: 国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が収益の28.4%、ニプロ株式会社が22.6%、国立大学法人大阪大学が16.5%を占めます。
- 競合環境: 国内外の製薬企業やバイオベンチャーと競合しますが、大学との強固なネットワークと「医師主導治験」を多用する効率的な開発モデルで差別化を図っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-24 提出)収益性
営業利益率
-134.8%
≧10%が優良
ROA
-9.0%
≧5%が優良
ROE
6.8%
≧10%が優良
ROIC
-8.2%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-31.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 最終利益の黒字化: 債務免除益3.03億円等の特別利益計上により、当期純利益は1.13億円と初の黒字を達成したが、本業の営業損益は依然として赤字(△1.78億円)。
- 主要パイプラインの進展: 慢性骨髄性白血病および悪性黒色腫の第Ⅲ相試験が進行中で、糖尿病治療支援AIのPOC取得など、SaMD領域でも実用化に近い成果が出ている。
- 極めて高い自己資本比率: 91.9%という高い財務健全性を維持し、17.99億円の現預金を保有しているが、営業キャッシュ・フローは△1.76億円と流出が続いている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: -1.0億円 / 予想: -4.0億円
-183.3%
売上高
実績: 0.1億円 / 予想: 1.1億円
-75.0%
2Q
営業利益
実績: -1.9億円 / 予想: -3.8億円
-108.9%
売上高
実績: 0.1億円 / 予想: 1.3億円
-81.8%
3Q
営業利益
実績: -2.5億円 / 予想: -3.8億円
-83.5%
売上高
実績: 0.4億円 / 予想: 1.3億円
-38.5%
通期
営業利益
実績: -3.6億円 / 予想: 未開示
-100.0%
売上高
実績: 0.7億円 / 予想: 未開示
-48.5%
3行解説
- 大幅な資金調達による財務基盤の強化: 第三者割当増資により約18.8億円を調達し、現預金残高は約34.0億円(前期末比約1.9倍)へ拡大。
- 事業収益の減少と赤字転落: マイルストーン収入の減少等により事業収益は0.68億円(前年同期比48.3%減)に留まり、当期純損失3.01億円の赤字を計上。
- 次期見通しも不透明: 2027年3月期はさらなる減収(0.43億円)と、研究開発費の増加による赤字幅拡大(5.48億円の純損失)を予想。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | -100.0% | — | — | — | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | -83.5% | -2.0% | +3.3% | +20.9% | — |
| 2025-11-12 | 2026年3月期 第2四半期 | -108.9% | -2.7% | -5.2% | -16.5% | -34.5% |
| 2025-08-13 | 2026年3月期 第1四半期 | -183.3% | -4.9% | -19.6% | -41.5% | -32.7% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +29.4% | +2.0% | +61.2% | +73.2% | +132.4% |
| 2025-02-13 | 2025年3月期 第3四半期 | +37.1% | -6.7% | +2.0% | -14.0% | -8.5% |
有価証券報告書
2025-06-24 有価証券報告書-第26期(2024/04/01-2025/03/31)