東洋合成工業は、半導体や液晶ディスプレイの製造に不可欠な「感光性材料」の世界的リーダー企業です。
- 事業内容: 半導体用フォトレジストの原料となる感光材の製造(世界シェアトップクラス)、高純度溶剤などの化成品事業、およびケミカル品の保管を担う物流(タンクターミナル)事業を展開。
- 主要製品: EUV(極端紫外線)レジスト用材料、高純度合成溶剤、香料材料。
- 主要顧客: 信越化学工業(売上高の13.3%、51.6億円)などの大手化学・半導体材料メーカー。
- 競合環境: 高純度合成・精製技術において高い参入障壁を持つ一方、半導体市況の影響を強く受ける構造。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
10.6%
≧10%が優良
ROA
6.5%
≧5%が優良
ROE
14.1%
≧10%が優良
ROIC
6.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
21.0%
≧10%が優良
営業利益成長率
16.8%
≧10%が優良
EPS成長率
36.8%
≧10%が優良
3行解説
- 売上高は前年比21.0%増の386.6億円と大幅増収を達成し、AI関連の需要拡大を背景に主力事業が力強く回復。
- 投資フェーズに伴う固定費増(減価償却費等)により感光材セグメントは減益となったが、化成品事業が利益を牽引。
- 5カ年計画「Beyond 500」に向けた86.1億円の巨額設備投資を継続し、最先端半導体分野への供給能力を強化。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-08 16:50 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 4.0億円 / 予想: 32.0億円
-69.5%
売上高
実績: 91.3億円 / 予想: 415.0億円
-1.0%
2Q
営業利益
実績: 9.4億円 / 予想: 28.0億円
-57.0%
売上高
実績: 193.5億円 / 予想: 415.0億円
+3.2%
3Q
営業利益
実績: 20.7億円 / 予想: 28.0億円
-32.5%
売上高
実績: 304.1億円 / 予想: 415.0億円
+4.6%
通期
営業利益
実績: 36.7億円 / 予想: 未開示
-10.6%
売上高
実績: 419.6億円 / 予想: 未開示
+8.5%
3行解説
- AI関連需要の拡大で売上高は419.56億円(前期比8.5%増)と伸長したが、新工場の稼働に伴う減価償却費や人件費などの固定費負担が重く、営業利益は36.68億円(同10.6%減)の減益で着地。
- 主力の感光性材料事業が大型投資の影響で46.9%の大幅減益となる一方、化成品事業は先端プロセス向け高純度溶剤の好調により営業利益26.17億円(同23.2%増)と下支えした。
- 2027年3月期は、先端半導体材料の需要回復と価格改定の浸透を見込み、売上高475億円(同13.2%増)、営業利益50億円(同36.3%増)と大幅な業績回復を予想している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-08 | 2026年3月期 通期 | -10.6% | -3.6% | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | -32.5% | -0.4% | +21.6% | +15.1% | +25.5% |
| 2025-11-07 | 2026年3月期 第2四半期 | -57.0% | -2.0% | -8.9% | -6.8% | +1.2% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -69.5% | -1.8% | -10.9% | -0.1% | +25.8% |
| 2025-05-09 | 2025年3月期 通期 | +16.8% | -0.5% | -4.8% | -9.5% | -14.5% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +16.7% | +1.9% | +8.7% | +5.9% | +2.6% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第75期(2024/04/01-2025/03/31)