東洋ドライルーブは、固体被膜潤滑剤「ドライルーブ」の開発・製造・販売、およびそれを用いたコーティング加工を主業とする研究開発型企業です。ドライルーブとは、二硫化モリブデンやフッ素樹脂などを主成分とし、金属や樹脂の表面に潤滑性、耐摩耗性、電気特性などの特殊機能を付与する機能性被膜です。 収益構造は、自社開発した潤滑剤そのものを販売する「製品販売」と、顧客の部品を預かり自社工場でコーティングを施す「加工受託」の二本柱で構成されています。特に自動車、電気・電子、光学機器の精密部品における摩擦低減や耐久性向上において、不可欠な部材・工程として組み込まれています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-06 期末、2025-09-25 提出)収益性
営業利益率
15.0%
≧10%が優良
ROA
6.3%
≧5%が優良
ROE
7.0%
≧10%が優良
ROIC
5.1%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
19.2%
≧10%が優良
EPS成長率
13.9%
≧10%が優良
3行解説
- 固体被膜潤滑剤の専業メーカーとして、自動車や精密機器の特定部位(ニッチ市場)で高いシェアと強固な顧客基盤を保有。
- 自己資本比率約80%という極めて強固な財務体質と、創業家による安定した長期的な経営体制が特徴。
- 自動車の電動化(EV化)やデジタルカメラの高級化といった産業構造の変化に対応し、グローバルでの生産・供給体制を拡充中。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-06 第2四半期 、2026-02-13 15:45 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1.8億円 / 予想: 6.2億円
-10.2%
売上高
実績: 13.2億円 / 予想: 52.0億円
+5.4%
2Q
営業利益
実績: 3.4億円 / 予想: 6.2億円
-19.5%
売上高
実績: 26.7億円 / 予想: 52.0億円
+4.0%
3行解説
- 増収減益の着地: 売上高は自動車・光学向けの好調で前年同期比4.0%増と堅調だったが、人件費や外注費の上昇、先行投資(研究開発・減価償却費)が重なり、営業利益は19.5%減と大幅な減益。
- 株式分割と実質増配: 2026年1月1日付で1株→3株の株式分割を実施。年間配当は分割前換算で100.1円(前年96円)となり、実質的な増配を継続。
- 不透明な外部環境への警戒: トランプ関税やレアアース調達、為替変動など、マクロ経済リスクに対する経営陣の慎重なスタンスが鮮明。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-13 | 2026年6月期 第2四半期 | -19.5% | +0.3% | +3.4% | +0.4% | — |
| 2025-11-14 | 2026年6月期 第1四半期 | -10.2% | +1.4% | +2.5% | -2.6% | -70.3% |
| 2025-08-08 | 2025年6月期 通期 | +19.3% | -1.3% | -3.8% | +4.5% | -4.1% |
| 2025-05-15 | 2025年6月期 第3四半期 | +18.9% | +1.6% | +2.4% | +14.5% | +13.7% |
| 2025-02-14 | 2025年6月期 第2四半期 | +12.3% | +1.2% | +4.6% | +5.1% | +1.8% |
有価証券報告書
2025-09-25 有価証券報告書-第63期(2024/07/01-2025/06/30)