三ツ星ベルト株式会社は、自動車用・一般産業用・情報機器用などの「伝動ベルト」および「搬送ベルト」を主力製品とする世界的なベルトメーカーです。売上の約70%を海外拠点で生産するグローバル体制を敷いており、自動車産業への依存度は約47%に達します。また、建築用防水シートや土木用遮水シートなどの建設資材事業も展開しています。競合環境としては、自動車の電動化に伴う内燃機関用ベルトの需要減少に直面しており、EV・電動ユニット用ベルトへのシフトを急いでいます。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-27 提出)収益性
営業利益率
9.9%
≧10%が優良
ROA
6.8%
≧5%が優良
ROE
9.3%
≧10%が優良
ROIC
6.3%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
7.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
15.1%
≧10%が優良
EPS成長率
27.9%
≧10%が優良
3行解説
- 業績好調と海外成長: 連結売上高は905.1億円(前期比7.7%増)と伸長。特にインドの二輪車向けや米中の電動ユニット用ベルトが好調な「海外ベルト事業」が利益を大きく牽引。
- 強力な株主還元方針: 新中期経営計画でDOE(自己資本配当率)5.4%程度、年間配当180円以上を掲げ、当期は186円を配当。自己株式取得(12.3億円)も実施するなど還元姿勢が極めて強い。
- EVシフトへの対応: 2030年に向け内燃機関用ベルトが60億円減少するリスクに対し、電動化対応製品で100億円の増収を図る戦略。インド拠点での減損損失(9.8億円)など課題もあるが、財務健全性は非常に高い。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-14 14:00 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 23.9億円 / 予想: 86.0億円
+50.5%
売上高
実績: 223.2億円 / 予想: 890.0億円
-0.5%
2Q
営業利益
実績: 46.0億円 / 予想: 86.0億円
+1.1%
売上高
実績: 458.7億円 / 予想: 890.0億円
+0.9%
3Q
営業利益
実績: 65.9億円 / 予想: 86.0億円
+1.0%
売上高
実績: 689.6億円 / 予想: 890.0億円
+1.6%
通期
営業利益
実績: 86.8億円 / 予想: 未開示
-2.8%
売上高
実績: 923.0億円 / 予想: 未開示
+2.0%
3行解説
- 2026年3月期の売上高は922.9億円(前年同期比2.0%増)と増収を確保したが、国内ベルトや建設資材の苦戦により営業利益は86.7億円(同2.8%減)の微減益となった。
- 海外ベルト事業がセグメント利益44.7億円(同36.2%増)と大幅な伸びを見せ、全体の業績を下支えする強いモメンタムを示した。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は73.9億円(同18.4%減)となった。これは前期に計上された投資有価証券売却益などの一過性要因の減少が影響している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-14 | 2026年3月期 通期 | -2.8% | — | — | — | — |
| 2026-02-09 | 2026年3月期 第3四半期 | +1.0% | -4.6% | -3.0% | -1.7% | -4.1% |
| 2025-11-10 | 2026年3月期 第2四半期 | +1.1% | -0.6% | -1.2% | +1.7% | +0.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | +50.5% | -0.9% | -4.8% | -1.9% | -6.3% |
| 2025-05-14 | 2025年3月期 通期 | +15.1% | -2.8% | -2.4% | -6.1% | -8.4% |
| 2025-02-07 | 2025年3月期 第3四半期 | +4.8% | +0.3% | +0.1% | +3.2% | -2.2% |
有価証券報告書
2025-06-27 有価証券報告書-第110期(2024/04/01-2025/03/31)