日本鋳造株式会社(JFEスチールが議決権の36.2%を所有する持分法適用関連会社)は、鋳造品(素形材事業)および橋梁・建築部品(エンジニアリング事業)を展開する老舗メーカーです。主要製品は半導体製造装置用鋳鋼品、鉱山機械向け鋳造品、橋梁用支承、建築用柱脚などで、JFEグループや日立建機(14.91%所有の主要株主)を主要顧客としています。競合環境としては、高度な鋳造技術を要するニッチな高機能材分野で強みを持っています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
2.9%
≧10%が優良
ROA
1.8%
≧5%が優良
ROE
2.0%
≧10%が優良
ROIC
1.9%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-10.5%
≧10%が優良
営業利益成長率
-68.3%
≧10%が優良
EPS成長率
-63.7%
≧10%が優良
3行解説
- 2025年3月期は減収減益。売上高143.11億円(前年比10.5%減)、経常利益3.87億円(同69.6%減)と非常に厳しい着地。
- 主力の素形材事業が鉱山機械向け需要減により足かせとなった一方、戦略的な設備投資(新型電気炉等)で投資CFは10.97億円の支出。
- 配当を年30円(前年35円)へ減配し、ROEも1.99%まで低下。資産効率の改善と新事業(3Dプリンター等)の立ち上がりが急務。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-24 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 0.3億円 / 予想: 3.8億円
—
売上高
実績: 29.9億円 / 予想: 128.5億円
-8.3%
2Q
営業利益
実績: 0.8億円 / 予想: 0.6億円
—
売上高
実績: 60.0億円 / 予想: 123.0億円
—
3Q
営業利益
実績: 0.3億円 / 予想: 0.6億円
—
売上高
実績: 89.8億円 / 予想: 123.0億円
—
通期
営業利益
実績: 4.2億円 / 予想: 未開示
+26.4%
売上高
実績: 122.9億円 / 予想: 未開示
-8.8%
3行解説
- 2026年3月期の売上高は122.9億円(前年比8.8%減)と減収ながら、合理化や価格改定、子会社からの受取配当金により経常利益は5.84億円(同83.8%増)と大幅増益を達成。
- 当期純利益は、池上地区の工場撤去に伴う特別損失4.54億円の計上が響き、1.54億円(同19.8%減)に留まるも、不採算拠点の整理という構造改革に進展。
- AI関連の旺盛な需要を背景に、素形材関連の受注が下期から大幅に増加しており、2027年3月期の純利益は3.6億円(同133.2%増)とV字回復を見込む。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-24 | 2026年3月期 通期 | +26.4% | +3.9% | -0.7% | — | — |
| 2026-01-23 | 2026年3月期 第3四半期 | — | +0.6% | +0.2% | -5.1% | -0.5% |
| 2025-10-28 | 2026年3月期 第2四半期 | — | +3.4% | -7.6% | -12.1% | -12.4% |
| 2025-07-29 | 2026年3月期 第1四半期 | — | +1.5% | -1.9% | -6.0% | -4.5% |
| 2025-04-25 | 2025年3月期 通期 | -68.3% | -2.0% | -2.8% | -3.4% | +5.8% |
| 2025-01-28 | 2025年3月期 第3四半期 | -74.9% | +1.9% | -0.2% | +1.0% | +4.7% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第103期(2024/04/01-2025/03/31)