三井金属鉱業株式会社は、非鉄金属の製錬から高機能材料の製造までを手掛ける総合素材メーカーです。主な事業は、スマートフォンやAIサーバー向けで世界トップシェアを誇る極薄銅箔などの「機能材料」、亜鉛・鉛・銅の製錬およびリサイクルを行う「金属」、自動車用ドアロックや触媒を扱う「モビリティ」の3本柱です。競合環境としては、銅箔分野では日立金属(現プロテリアル)や海外メーカーと、金属分野では住友金属鉱山やDOWAホールディングスと競合しています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-25 提出)収益性
営業利益率
10.5%
≧10%が優良
ROA
11.5%
≧5%が優良
ROE
20.6%
≧10%が優良
ROIC
12.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
10.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
135.8%
≧10%が優良
EPS成長率
148.7%
≧10%が優良
3行解説
- 連結経常利益が前期比71.7%増の764億円と大幅増益を達成し、AIサーバー向け銅箔の伸長と金属相場の上昇が業績を牽引した。
- 収益性の足かせとなっていたモビリティ事業(三井金属アクト社)の全株式売却を決定し、抜本的な事業ポートフォリオ再編に着手。
- 次期中期計画に向け、累進配当方針の導入とDOE(連結株主資本配当率)3.5%を目途とする還元姿勢の強化を打ち出した。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-13 15:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 114.2億円 / 予想: 460.0億円
-51.3%
売上高
実績: 1690.4億円 / 予想: 6650.0億円
-0.5%
2Q
営業利益
実績: 397.7億円 / 予想: 780.0億円
+2.4%
売上高
実績: 3643.1億円 / 予想: 7150.0億円
+4.6%
3Q
営業利益
実績: 717.2億円 / 予想: 1170.0億円
+27.6%
売上高
実績: 5422.1億円 / 予想: 7500.0億円
+3.1%
通期
営業利益
実績: 1309.1億円 / 予想: 未開示
+75.1%
売上高
実績: 7585.3億円 / 予想: 未開示
+6.5%
3行解説
- 2026年3月期は、売上高・各段階利益ともに過去最高を更新。特に営業利益は銅箔の販売増や金属相場の上昇により、前期比75.1%増の1,309億円と大幅な増益を記録した。
- ポートフォリオ改革を断行し、自動車用ドアロック事業を担う三井金属アクトの全株式を売却。成長分野である機能材料や、全固体電池向け固体電解質等の次世代事業へ経営資源を集中させた。
- 2027年3月期は、自動車部品事業の除外や金属相場の反落を見込み、売上高は8,300億円(9.4%増)と増収を維持する一方、営業利益は910億円(30.5%減)と反動減を予想している。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-13 | 2026年3月期 通期 | +75.1% | +6.8% | -10.7% | -13.9% | — |
| 2026-02-13 | 2026年3月期 第3四半期 | +27.6% | +3.7% | +22.3% | +28.6% | +50.5% |
| 2025-11-11 | 2026年3月期 第2四半期 | +2.4% | -2.8% | +23.7% | +8.9% | +18.6% |
| 2025-08-08 | 2026年3月期 第1四半期 | -51.3% | -3.4% | +19.6% | +50.9% | +82.9% |
| 2025-05-13 | 2025年3月期 通期 | +135.8% | -0.6% | +10.1% | +18.5% | +25.8% |
| 2025-02-12 | 2025年3月期 第3四半期 | +279.8% | +1.3% | -6.6% | -3.6% | -11.6% |
有価証券報告書
2025-06-25 有価証券報告書-第100期(2024/04/01-2025/03/31)