株式会社小松製作所(コマツ)は、建設・鉱山機械、産業機械、リテールファイナンスを主軸とするグローバル企業です。主力製品は油圧ショベル、ホイールローダー、ダンプトラックなどの建設・鉱山機械(売上高の92.3%)であり、特に鉱山向け無人ダンプトラック運行システム(AHS)などのソリューションビジネスに強みを持ちます。 主要顧客は世界中のインフラ建設業者や鉱山開発会社であり、海外売上高比率は約90%に達します。競合環境としては、米キャタピラー社を筆頭とする世界的メーカーとの激しいシェア争いに加え、電動化やICT化を通じた「ソリューション提供能力」での差別化が求められています。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-16 提出)収益性
営業利益率
3.6%
≧10%が優良
ROA
2.6%
≧5%が優良
ROE
14.2%
≧10%が優良
ROIC
3.6%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
6.2%
≧10%が優良
営業利益成長率
11.0%
≧10%が優良
EPS成長率
13.8%
≧10%が優良
3行解説
- 3年連続で過去最高の売上高(4兆1,043億円)と純利益(4,396億円)を更新し、ROE 14.2%と高い収益性を維持。
- 鉱山機械の底堅い需要と円安効果に加え、産業機械部門が前年度比166.5%の利益成長を遂げ、業績を強力に牽引。
- 1,000億円規模の自社株買いと増配(年間190円)を実施し、強固なキャッシュフローを背景に株主還元を加速させている。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-04-28 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 1403.9億円 / 予想: 4780.0億円
-10.6%
売上高
実績: 9095.2億円 / 予想: 3.7兆円
-5.2%
2Q
営業利益
実績: 2770.6億円 / 予想: 5000.0億円
-8.7%
売上高
実績: 1.9兆円 / 予想: 3.9兆円
-3.9%
3Q
営業利益
実績: 4190.1億円 / 予想: 5000.0億円
-10.1%
売上高
実績: 2.9兆円 / 予想: 3.9兆円
-1.4%
通期
営業利益
実績: 5673.2億円 / 予想: 未開示
-13.7%
売上高
実績: 4.1兆円 / 予想: 未開示
+0.7%
3行解説
- 売上高は4兆1,328億円(前期比0.7%増)と微増し過去最高水準を維持したが、販売量の減少やコスト増により営業利益は5,673億円(同13.7%減)と大幅な減益に着地。
- 地域別では北米・中南米・欧州が堅調な一方、インドネシアの石炭価格下落に伴うアジアの急減速(売上高32.9%減)や日本市場の低迷が業績の重しとなった。
- 利益成長の鈍化局面ながら、上限1,000億円の大規模な自己株式取得を発表し、配当性向の引き上げを含めた株主還元への強い姿勢を鮮明にしている。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-04-28 | 2026年3月期 通期 | -13.7% | -3.8% | -9.6% | — | — |
| 2026-01-30 | 2026年3月期 第3四半期 | -10.1% | +1.3% | +17.2% | +20.5% | +4.7% |
| 2025-10-29 | 2026年3月期 第2四半期 | -8.7% | -3.9% | -11.8% | -14.3% | -17.9% |
| 2025-07-29 | 2026年3月期 第1四半期 | -10.6% | -4.9% | -11.0% | -10.1% | -11.6% |
| 2025-04-28 | 2025年3月期 通期 | +8.2% | +1.4% | +1.5% | +3.0% | +8.2% |
| 2025-01-31 | 2025年3月期 第3四半期 | +2.8% | +3.6% | +1.2% | +0.4% | -0.5% |
有価証券報告書
2025-06-16 有価証券報告書-第156期(2024/04/01-2025/03/31)