千代田化工建設は、世界およそ60の国と地域で300を超える実績を持つグローバルな総合エンジニアリング企業です。主要な事業内容は、LNG(液化天然ガス)・石油・石油化学・医薬品・エネルギーマネジメント等のプラントにおけるコンサルティング、設計、調達、施工(EPC)です。
- 主要製品・サービス: 各種プラントの建設、水素・CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)等の脱炭素ソリューション。
- 主要顧客: カタールエナジー(売上高の45.3%を占める)、ピーティー・フリーポート・インドネシア(同22.2%)。
- 競合環境: 技術的難易度の高いLNGプラント分野において、仏Technip Energies等と協力・競合関係にあります。
最新の有価証券報告書サマリー
出典:有価証券報告書(2025-03 期末、2025-06-23 提出)収益性
営業利益率
5.3%
≧10%が優良
ROA
5.5%
≧5%が優良
ROE
171.2%
≧10%が優良
ROIC
42.5%
≧7%が優良
成長性
売上高成長率
-9.7%
≧10%が優良
営業利益成長率
—
≧10%が優良
EPS成長率
—
≧10%が優良
3行解説
- 米国GPXプロジェクトの契約改定(第1系列)やインドネシア銅製錬案件の進捗により、純利益269億円と劇的なV字回復を達成。
- 単体財務諸表での債務超過を解消し、前年度に付記されていた「継続企業の前提に関する重要な疑義」が解消された。
- 新中期計画「経営計画2025」を策定し、ボラティリティの高い大型一括請負依存からの脱却と、純利益150億円(3年平均)の安定化を目指す。
最新の決算短信サマリー
出典:決算短信( 2026-03 通期 、2026-05-11 14:30 提出)進捗
1Q
営業利益
実績: 51.1億円 / 予想: 160.0億円
-20.3%
売上高
実績: 904.6億円 / 予想: 3700.0億円
-22.7%
2Q
営業利益
実績: 156.2億円 / 予想: 195.0億円
+13.7%
売上高
実績: 1947.3億円 / 予想: 3850.0億円
-18.0%
3Q
営業利益
実績: 776.9億円 / 予想: 810.0億円
+292.1%
売上高
実績: 3881.9億円 / 予想: 4900.0億円
+12.2%
通期
営業利益
実績: 821.0億円 / 予想: 未開示
+236.2%
売上高
実績: 4939.4億円 / 予想: 未開示
+8.1%
3行解説
- GPX事業の契約改定で利益急騰: 米国GPXプロジェクトのEPC契約改定に伴う採算見直しと主要案件の順調な進捗により、純利益が前期比213.7%増の846億円と大幅に伸長した。
- 優先株式の巨額取得・消却を決定: 三菱商事が保有するA種優先株式の約6割(1,104億円分、取得額は約551億円)の取得と消却を決定し、財務基盤の正常化と復配に向けた資本構成の是正に大きく舵を切った。
- 次期予想は一転して大幅減益の慎重見通し: 2027年3月期の通期計画は、売上高が31.2%減、営業利益が87.8%減の100億円と急減。大型案件のピークアウトや保守的な見積もりにより、業績のボラティリティが露呈した。
決算短信と発表後の株価反応
株価反応はTOPIX超過リターン(市場全体の動きを除いた個別の反応)
| 提出日 | 決算短信 | 営業利益 前年同期比 | 当日 | 1週間 | 1ヶ月 | 2ヶ月 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-11 | 2026年3月期 通期 | +236.2% | — | — | — | — |
| 2026-02-06 | 2026年3月期 第3四半期 | +292.1% | +6.4% | +21.9% | -17.3% | -24.3% |
| 2025-11-05 | 2026年3月期 第2四半期 | +13.7% | +15.8% | +26.6% | +66.0% | +96.9% |
| 2025-08-04 | 2026年3月期 第1四半期 | -20.3% | +0.8% | -3.7% | +9.5% | -5.3% |
| 2025-05-08 | 2025年3月期 通期 | — | -8.4% | -9.6% | -4.8% | -7.5% |
| 2025-02-05 | 2025年3月期 第3四半期 | +11.2% | +12.1% | +17.8% | +4.4% | +9.4% |
有価証券報告書
2025-06-23 有価証券報告書-第97期(2024/04/01-2025/03/31)